斉藤健一郎参院議員 みんなでつくる党所属決断「残留します」3.3億円政党助成金交付へ|よろず~ニュース
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2024.01.15(Mon) 杉田 康人

 みんなでつくる党(旧政治家女子48党)に所属か離党かを迫られていた斉藤健一郎参院議員(43)が15日、自身のYouTubeを更新。「残留します」と離党せず、みんつく党に所属すると表明した。

 大津綾香氏(31)と党の代表権をめぐり係争中だが、総務省は現時点で大津氏を同党の党首としている。今年約3・3億円が見込まれる政党交付金(助成金)は1月1日時点の所属国会議員数に応じて交付されるため、大津氏は斉藤氏、浜田聡参院議員(46)に在籍届の提出を求めていたが、浜田氏はすでに離党を表明した。

 斉藤氏は「離党する、残留するの2択だった。残留するということだったんですけど、私の中で白黒つけずグレーゾーンを選んでしまった。離党してほしいという方々の期待には応えられなかった」と、苦渋の決断であることを口にした。

 総務省への在籍届提出は、16日が期限。斉藤氏はこの日、支持者に向け意思を表明すると明らかにしていた。大津氏側が、同省へ斉藤氏の在籍届を提出する見込みだ。

 斉藤氏が所属しないと、同党から国会議員がいなくなり、政党助成金は0になる瀬戸際だったが党残留で危機は逃れた。

 みんつく党には、約11億円の債務がある。支持者からは離党を求める声がほとんどだったものの、債権者から返済を求める悲痛な声が上がったといい「離党したら原資がなくなる」と、党残留を決めた要因だとした。

 東京地裁での代表権をめぐる裁判は、早ければ2月中にも判決が下される。斉藤氏は「1審判決で勝訴した場合(政党助成金の)受け皿となる必要がある。勝訴すると見込んでいる」と述べる一方、敗訴した場合は「離党する」と明言した。

(略)

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