大阪・関西万博にパビリオン出展を表明していた国などのうち、5か国程度が、万博から撤退する意向を示していることがわかりました。

【なぜ撤退意向?】メキシコ 2024年に大統領選挙予定で万博出展の予算確保を見通せず ニュースを見る

再来年4月に開幕する大阪・関西万博には、世界の153の国と地域が参加する予定です。

関係者によりますと参加国が独自で建設する「タイプA」パビリオンで出展を予定していたメキシコが、万博から撤退する考えを政府関係者などに伝えていたことがわかりました。

メキシコでは来年6月に大統領選挙が予定されていて、その結果が見通せないため、万博の出展に必要な予算が確保できるか見通せない状況になっているためということです。

また関係者によりますと、メキシコを含めて、計5か国程度がいずれも国内事情などを理由に撤退の意向を示しているということです。

政府関係者は「(新たに)参加意向を表明する国も複数ある」

逆に、参加を公表している153の国と地域以外にも、大阪・関西万博への参加意向を表明している国が複数あるということです。

政府関係者は「参加国数全体で考えればプラスマイナスゼロか、むしろ参加国が増える可能性もある」としています。

万博のパビリオンをめぐっては、参加国が自国で建設するタイプAから、スロベニアなど2か国がタイプC(日本側が用意したパビリオンを共同利用)に変更したり、ブラジルとアンゴラが、タイプX(日本側が建てて、建設費を参加国が負担)に変更するなどしていましたが、万博参加予定国が撤退することになれば初めてのケースとなります。

MBSニュース
11/10(金) 12:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/42a9dad527d13608d61f7ce3c8d9a14360f45f58