北方領土の日〝不法占拠〟の声明に…維新・鈴木宗男氏「ロシアを逆なでする」と反応 | 東スポ
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2023年2月7日 20:10

　２月７日は北方領土の日だ。都内で開かれた「北方領土返還要求全国大会」では、北方四島について「７７年前、ソ連によって不法占拠されたまま今日に至っていることは、決して許されるものではない」と非難した。

　日本維新の会の鈴木宗男参院議員はこれを受けて自身のブログを更新。「岸田総理の挨拶に注目したが『領土問題を解決し、平和条約を締結する方針を堅持している。政府と国民が一丸となって取り組むことが不可欠だ』という表現だった。日露関係が最悪の状況の中で、日本の立ち位置を示すことで打開の道が拓けると期待していたが、空振りになってしまった」と落胆をつづった。

　大会アピールで採択された「不法占拠」の表現に「これもロシアを逆なでするようなもので問題解決に繋がらない。外交には相手があり、お互いの名誉と尊厳がかかっており、信頼関係を築くことが一番大事である」と反発した。

　２０１４年のロシアによるクリミア併合の際、当時の安倍晋三首相が米国のオバマ大統領の要請を突っぱねた話を振り返り、「安倍総理の時の外相は岸田総理である。あの時は反対しないで、今、真逆の立ち位置を取ることに外交の継続性はどうなっているのかと首を傾げる次第だ」と不満を示した。

　一方、ロシアの侵攻を受けるウクライナの国際政治学者グレンコ・アンドリー氏も、ツイッターで北方領土について言及。「北方領土は間違いなく日本の領土です。北方領土を取り戻す事は、日本の国家としての重要な課題の一つです。領土に関して、妥協をしてはいけません。『一部返還』『先行返還』などは日本の領土をロシアに割譲する為の詭弁に過ぎません。全ての北方領土を取り返す事は日本国民の共通認識であるべきです」とツイートした。

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