大阪府は、新型コロナの感染拡大で保健所の業務がひっ迫するなか、重症化リスクの高い高齢者への対応を優先したいとして、感染が確認された人への保健所からの電話連絡を65歳未満のリスクのない人については取りやめる方針を決めました。

大阪府は、感染が確認された人に保健所が行っている電話連絡について、これまで、▼40歳以上の人や▼基礎疾患や肥満など重症化リスクのある人を対象としていました。
これについて大阪府は、高齢者への対応をより優先したいとして、今後は対象を▼65歳以上の人と▼重症化リスクのある人とし、65歳未満でリスクのない人については取りやめる方針を決めました。
電話連絡を取りやめる人には、携帯電話のショートメッセージで相談窓口の連絡先を伝え、必要に応じて自分から連絡をとるよう呼びかけるとしています。
大阪府は14日、こうした方針を府内全域の保健所に通知したということです。
吉村知事は、「入院する人や亡くなる人には高齢者が圧倒的に多く、どのように高齢者を守るかに尽きる状況となっている。保健所の対応をさらに高齢者に重点化したい」と話しています。

NHKニュース
02月14日 17時06分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220214/2000057756.html