https://www.recordchina.co.jp/b874845-s25-c100-d0191.html


2021年4月13日、韓国・文化日報は、日本政府が東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を決定したことをめぐり、米韓が正反対の立場を示したと報じた。

記事によると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は「日本側が十分な協議を行わず放流するなら受け入れられない」として懸念を示し、「強い遺憾の意を表明し、日本の決定に断固として反対する」との考えを示した。中国も「処理水の海洋放出は国際社会が反対している」とし、「中国はすでに、日本に厳重な懸念を表明した」と明らかにした。

一方、米国のバイデン政権は「日本政府は決定をめぐり透明性を保ち、世界的な原子力安全基準に合致したアプローチ法を採用したようだ」と評価した。

記事は「処理水問題が新たな日韓対立の火種になった場合、バイデン政権が重視する日米韓3カ国協力にも悪影響を及ぼすとみられる」と指摘している。

これに韓国のネットユーザーからは「米国に裏切られた気分」「米国は太平洋の向こう側にいるから日本が海洋放出しようがしまいが関係ないんだ」「船でフロリダ沿岸まで運んで放出しても同じことが言えるのか?」「米国は愚かな判断をした。米国まで到達しないとでも思っているのか?」など米国への不満の声が続出している。

また、「文大統領が米国との外交関係を崩壊させた。外交失敗の結果だ」「日米がそれだけ親密であるということ。文大統領はこの状況をどう思うのか」「中国側に立つ韓国を見た米国が日本側に立つのは当然」など文政権の外交姿勢を問題視する声も数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本)