丸山穂高衆議院議員が北方四島を戦争で取り返すことの是非に言及したことなどをめぐり、北海道の根室市議会の議長らが宮腰沖縄・北方担当大臣と会談し、再発防止に向けた対応を求めたのに対し、宮腰大臣は「ビザなし交流」の意義の周知徹底を図るなど、取り組みを進める考えを示しました。
丸山穂高衆議院議員が北方四島の「ビザなし交流」に参加し、戦争で島を取り返すことの是非に言及したことなどをめぐり、北海道の根室市議会は30日、発言に厳重に抗議するとともに丸山議員の辞職を求めるなどとした決議を全会一致で可決しました。

これを受けて根室市議会の本田俊治議長や市議会議員8人が31日、内閣府で宮腰沖縄・北方担当大臣と会談し、決議を手渡すとともに、政府としても再発防止に向けた対応を取るよう求めました。

これに対し宮腰大臣は「あってはならない発言で思いは一緒だ。『ビザなし交流』はとても大事な事業であり、同じようなことが二度とないよう取り組んでいきたい」と述べ、交流事業の意義や経緯の周知徹底を図るなど、取り組みを進める考えを示しました。

NHKニュース
2019年5月31日 13時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190531/amp/k10011936151000.html