日本海で操業していた島根県のカニ漁船「第68西野丸」(115トン)が、ロシアの警備艇に連行されたことが2日、県への取材で分かった。乗組員10人は全員日本人で、健康状態は問題ないという。

 ロシアの国境警備当局者は漁船に違法操業の疑いがあり、ロシアの排他的経済水域(EEZ)から極東ナホトカに連行したと明らかにした。ロシア当局筋によると、操業に必要な書類を所持していたかどうかなどを捜査する。

 島根県水産課によると、漁船は利見水産(同県出雲市)の所有で、1月30日に連行されたという。水産庁から県に同日、連絡があった。

共同通信
2019/2/2 12:56
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