秋の自民党総裁選挙をめぐり、自民党の二階幹事長は訪問先のロシアで記者団に対し、安倍総理大臣は外交で大きな成果をあげているとして、3選を支持する考えに変わりがないと強調しました。

この中で、二階幹事長は行政をめぐる問題が相次いでいることついて「いくつもよからぬ、よけいなことがあったのだから、与党として率直に反省しなければならない。しっかりした取り組みのうえに平常な形にしていくことが大事だ」と述べ、早急に態勢の立て直しを図りたいという考えを示しました。

そのうえで、二階氏は秋の自民党総裁選挙について「前々から申し上げているように、安倍総理大臣3選に対する支持は1ミリも変わっていない。政治には内政も外交もあるが外交でこれだけの成果をあげてきた総理大臣は少ない。全面的に支持していきたい」と述べました。

一方、二階氏は衆議院の解散の可能性について「今は、国会審議に専念すべき時だ。『解散、解散』と簡単に言うが、ついこのあいだ解散したばかりで、そうたびたび解散というわけにはいかない。方法としてはあり得るということであって、それは私も否定しないが、今、解散すべきかは考えればわかることだ」と述べ、否定的な考えを示しました。


NHKニュース
4月29日 19時15分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180429/k10011422711000.html