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 財務省の福田事務次官のセクハラ疑惑をめぐり、立憲民主党や希望の党など野党6党の議員有志は20日、財務省に対し麻生太郎財務相の辞任や財務省の謝罪などを求める申し入れを行った。ただ野党議員は矢野康治官房長らに申し入れ書を渡すつもりだったが、財務省側は申し入れなどの窓口である地方課が対応。これに反発した野党議員は官房長室などに向かおうとしたが警備員に制止され、一時騒然とする場面もあった。

 申し入れ書を出したのは立憲民主や希望のほか、民進党、共産党、自由党、社民党の有志議員。麻生氏の辞任に加え、福田氏がセクハラを認めて謝罪することなどを求めた。

 野党議員は矢野氏ら幹部に申し入れ書を渡すことを求めていたが、財務省として応じたのは地方課の職員。これに野党議員は反発し、1階の地方課から、2階の官房長室などに向かおうとした。

 だが、これを数人の警備員が階段や通路をふさいで制止。野党議員ともみ合いになりそうな事態となった。野党議員は結局、申し入れ書を地方課の職員に渡した。

 社民党の福島瑞穂氏は、「ブロックして門前払いするとは、財務省の対応は悪くなっている」と憤懣(ふんまん)やる方ない様子。野党議員の怒りは収まらず、週明けの23日にも財務省を訪れる意向を示した。