一方野党は、昨年1年の国会での森友問題追及で痛恨のミスを犯していた。

昨年2月、首相が自らや夫人、事務所が関与していたら首相のみならず国会議員も辞めると発言したことに引きずられすぎた。
ここでポイントになるのは「関与」「感知」という言葉の定義だ。政治家の関与、首相・安倍晋三夫妻の関与、官僚の関与。

与党は喚問後、政治家の関与はなかったことを強調するが、野党の考える関与と与党の思う関与の定義にあまりにも乖離がある。

何をすれば関与になるのかの議論の言質を取らなかったために関与だ、
いや関与ではないと平行線をたどることで官邸に逃げ道を与えてしまったといえる。そこを突破できるかどうか、野党のもう1つの課題となる。

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201803280000175.html