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社民党が12月19日、イージス・アショア導入方針の閣議決定に対し「断固抗議する」との談話を幹事長名で発表しています。

「『イージス・アショア』導入に断固抗議する(談話)」と題された文書では、「憲法上の疑義をはじめ、様々な問題があり、社民党は断固反対する」と強い姿勢で政府決定を批判。

「社会保障費を切り捨てる一方で」「米国の軍産複合体を喜ばせることは認められるものではない」「候補地となる地域の住民に対する詳細な説明が全くなされないまま」など幾つもの点から厳しい表現で反対の意思を明確にしており、「断固反対する」「認められるものではない」「許されない」といった語尾からもそれは明らかです。

ところが、朝鮮半島情勢を利用しての武器購入はかえって緊張を高め、地域の軍拡競争を招きかねない、と主張する文脈の中で、北朝鮮問題では粘り強い対話による外交的解決をはかるべきだ、とする一節において、「北朝鮮の閣・ミサイル問題に対しては」と誤字を含んでしまっているのです。

社民党「北朝鮮の閣・ミサイル問題に対しては、圧力や軍事力による対決ではなく、粘り強い対話を基調とした外交的努力によって解決をはかるべきである。」

イージス・アショアの配備阻止に全力で取り組み際限のない軍事費の膨張に歯止めをかけていく、と意気込んでいる社民党ですが、党の声明・談話であるにも関わらずしまりのない形で発表してしまったと言えそうです。