警視庁は１４日、父親を鈍器のようなもので殴ったとして東京都中野区に住む息子（３０）を、傷害の疑いで逮捕した。
暴行を見た母親が急いで取り押さえたため、父親は全治３日の軽傷ですんだ。

調べによると、息子は「新型コロナ」を買うよう父親（５７）と約束していたが、
早朝から愛知県豊田市に行った父親がプリウスを買って帰ってきたため激怒。
朝食中だった息子は、テーブルの上においてあった果物ナイフの横にあったフランスパン（パン渡り３０センチ）で、父親を何度も殴りつけた。

父親の悲鳴を聞きつけた母親が急いで間に入って止めたものの、父親は額に打撲傷を負う軽傷。
息子は近所の通報を受けた警官によって逮捕された。
調べに対し、息子は「意味のない買い物だよ」と供述している。

トヨタ自動車によると、「新型コロナ」の入手は極めて困難だと述べ、今後も同様の事件が起こる可能性があるとして警戒を呼びかけている。