0001(^ェ^) ★2018/04/29(日) 14:16:21.39ID:CAP_USER9
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180429-00000014-mai-bus_all
財務省は27日、福田淳一前事務次官についてセクハラ行為があったと判断し陳謝しました。今回の問題について、若者たちはどう感じたのでしょうか。明治大商学部教授の藤田結子さんが東京都内の大学に通う男女100人以上の声を報告します。【毎日新聞経済プレミア】
女性記者へのセクハラ発言疑惑が週刊誌で報じられた福田淳一前財務事務次官について、多くのニュースや議論が伝えられています。平成も30年がたった今、「偉そうな男たちは昭和の時代から相変わらず、女の気持ちを分かろうとしないんだ」と、その底抜けの鈍感さに「深すぎるため息」をついた女性も多いことでしょう。
今回は、テレビ局の女性記者が、取材相手である財務省の事務方トップに取材をするという状況でセクハラが起きました。これは特殊な世界の話で、自分に関係ないと思っていませんか。実は営業職、接客業、看護師、介護士など、「話を聞く」ことが仕事の一部の人には、誰でも起こり得るハラスメントです。
◇「話を聞く」から生じるセクハラ
早稲田大学講師の熱田敬子さん(ジェンダー論)は、話をじっくり聞いてくれる相手に対してセクハラが起きやすい構造についてこう説明しています。
「わたし/おれはそんなにモテないから」と思ったあなた、そういう問題ではない。面倒な話でも尻込みせず、じっくり話を聞いてくれる相手が自分にとってどんな人か考えれば、相手に自分がどう見えるかわかるのではないか。もちろん、自分がセクハラ加害者になる可能性だって常にある」(「現代エスノグラフィー」新曜社、2013年)
私が属する学術界でも、1990年代にキャンパス・セクハラの問題が明るみに出て、女性教員を中心に全国ネットワークが作られて対策・支援活動が続いています。
自分も、大学院生だった20代のころ、顔見知りの先生の研究室に呼び出されて、いきなり好意を伝えられたことがあります。親と同じ世代の男性だったので、ギョッとして固まった覚えがあります。
実際、知り合いの女子大学院生たちからも同じような話を聞きました。いずれも恋愛感情は全くないけれど、先生の仕事(研究)に関心があって指導を受けたり、質問をしたりというパターンです。教授と大学院生という圧倒的な力関係のなかで起こります。
◇セクハラには権力が介在する
「部長、その恋愛はセクハラです!」(集英社新書、2013年)の著書がある牟田和恵・大阪大教授は、「ビルトインされた鈍感さ」という巧みな表現で、「勘違い」からセクハラが起こる仕組みを説明しています。
中高年である程度地位のある男性にはそういう鈍感さがあって、相手の女性を軽く見るという習慣がある、そしてそれは自分の妻に対しても同じで、妻がすごく怒っていても気がつかないというのです。
その一方で、牟田教授は、「確信犯・常習犯も多い」といいます。自分にはパワーがあって、女がついてくるのは当たり前だと思っていて、全然悪いと思わないパターンです。福田次官のケースはこれにあてはまるでしょう。ツイッターで、最高権力者であるトランプ大統領の娘イバンカさんにセクハラする日本の官僚・政治家はいないだろうというつぶやきを見ましたが、その通りではないでしょうか。
つまりは、権力者が強い立場を利用して、弱い立場の者にセクハラという性暴力をはたらいたというわけです。女性記者周辺がセクハラを政局に利用しているという批判が聞こえてきますが、これまでのセクハラ事件でも、「派閥争いで陥れられた」というのは加害者の典型的な言い分であったと、牟田教授は指摘しています。
◇「いい年こいたおっさん」にあきれる若者たち
私は、このセクハラ発言とその後の騒動について、これから社会に出る若者たちがどう感じているか知りたいと思い、東京都内の大学に通う男女100人以上に尋ねてみました。
彼ら彼女らから「セクハラをしたことを素直に認めるべきだ」「事実関係を明らかにするにはもっと調査が必要だ」など、多様な意見を聞くことができましたが、全体に共通していたのは、「大人たちにあきれている」という“がっかり感”でした。代表的な意見をあげましょう。
(略)
参考
立憲民主党・福山哲郎、安定のダブルスタンダード 「青山は被害女性と和解。初鹿は被害女性と和解するように党として申し上げた」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1524872393/
財務省は27日、福田淳一前事務次官についてセクハラ行為があったと判断し陳謝しました。今回の問題について、若者たちはどう感じたのでしょうか。明治大商学部教授の藤田結子さんが東京都内の大学に通う男女100人以上の声を報告します。【毎日新聞経済プレミア】
女性記者へのセクハラ発言疑惑が週刊誌で報じられた福田淳一前財務事務次官について、多くのニュースや議論が伝えられています。平成も30年がたった今、「偉そうな男たちは昭和の時代から相変わらず、女の気持ちを分かろうとしないんだ」と、その底抜けの鈍感さに「深すぎるため息」をついた女性も多いことでしょう。
今回は、テレビ局の女性記者が、取材相手である財務省の事務方トップに取材をするという状況でセクハラが起きました。これは特殊な世界の話で、自分に関係ないと思っていませんか。実は営業職、接客業、看護師、介護士など、「話を聞く」ことが仕事の一部の人には、誰でも起こり得るハラスメントです。
◇「話を聞く」から生じるセクハラ
早稲田大学講師の熱田敬子さん(ジェンダー論)は、話をじっくり聞いてくれる相手に対してセクハラが起きやすい構造についてこう説明しています。
「わたし/おれはそんなにモテないから」と思ったあなた、そういう問題ではない。面倒な話でも尻込みせず、じっくり話を聞いてくれる相手が自分にとってどんな人か考えれば、相手に自分がどう見えるかわかるのではないか。もちろん、自分がセクハラ加害者になる可能性だって常にある」(「現代エスノグラフィー」新曜社、2013年)
私が属する学術界でも、1990年代にキャンパス・セクハラの問題が明るみに出て、女性教員を中心に全国ネットワークが作られて対策・支援活動が続いています。
自分も、大学院生だった20代のころ、顔見知りの先生の研究室に呼び出されて、いきなり好意を伝えられたことがあります。親と同じ世代の男性だったので、ギョッとして固まった覚えがあります。
実際、知り合いの女子大学院生たちからも同じような話を聞きました。いずれも恋愛感情は全くないけれど、先生の仕事(研究)に関心があって指導を受けたり、質問をしたりというパターンです。教授と大学院生という圧倒的な力関係のなかで起こります。
◇セクハラには権力が介在する
「部長、その恋愛はセクハラです!」(集英社新書、2013年)の著書がある牟田和恵・大阪大教授は、「ビルトインされた鈍感さ」という巧みな表現で、「勘違い」からセクハラが起こる仕組みを説明しています。
中高年である程度地位のある男性にはそういう鈍感さがあって、相手の女性を軽く見るという習慣がある、そしてそれは自分の妻に対しても同じで、妻がすごく怒っていても気がつかないというのです。
その一方で、牟田教授は、「確信犯・常習犯も多い」といいます。自分にはパワーがあって、女がついてくるのは当たり前だと思っていて、全然悪いと思わないパターンです。福田次官のケースはこれにあてはまるでしょう。ツイッターで、最高権力者であるトランプ大統領の娘イバンカさんにセクハラする日本の官僚・政治家はいないだろうというつぶやきを見ましたが、その通りではないでしょうか。
つまりは、権力者が強い立場を利用して、弱い立場の者にセクハラという性暴力をはたらいたというわけです。女性記者周辺がセクハラを政局に利用しているという批判が聞こえてきますが、これまでのセクハラ事件でも、「派閥争いで陥れられた」というのは加害者の典型的な言い分であったと、牟田教授は指摘しています。
◇「いい年こいたおっさん」にあきれる若者たち
私は、このセクハラ発言とその後の騒動について、これから社会に出る若者たちがどう感じているか知りたいと思い、東京都内の大学に通う男女100人以上に尋ねてみました。
彼ら彼女らから「セクハラをしたことを素直に認めるべきだ」「事実関係を明らかにするにはもっと調査が必要だ」など、多様な意見を聞くことができましたが、全体に共通していたのは、「大人たちにあきれている」という“がっかり感”でした。代表的な意見をあげましょう。
(略)
参考
立憲民主党・福山哲郎、安定のダブルスタンダード 「青山は被害女性と和解。初鹿は被害女性と和解するように党として申し上げた」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1524872393/