2024.10.25
〈没後22年〉政治家・石井紘基は誰に殺されたのか? 彼が知った「日本がひっくり返るくらい重大なこと」とは?

『わが恩師 石井紘基が見破った 官僚国家 日本の闇』(泉房穂著・集英社新書)の出版を記念して、2024年10月1日、新宿のロフトプラスワンで、トークイベント”泉房穂出版記念 恩師・石井紘基元衆議院議員を語り尽くす夜”が開催された。

泉房穂
石井ターニャ
紀藤正樹
安冨歩
今西憲之

泉房穂と「石井紘基」を語り尽くす 第1回

元明石市長で衆議院議員も務めた泉氏の恩師にあたる、石井紘基の死から22年。石井氏と生前交流のあったジャーナリストの今西憲之氏を司会に、今回の本で泉氏と対談を行なった、石井紘基をよく知る3名もゲストとして登壇。

石井氏の長女である石井ターニャ氏、石井氏と共にカルト被害者救済に尽力してきた弁護士の紀藤正樹氏、そしてzoom出演で、石井氏を財政学者として再評価している経済学者の安冨歩氏が、「今を生きる石井紘基」をテーマに、日本のこれからを泉房穂と語った。
*本稿はイベントの談話を記事用に編集したものです。




石井紘基が今に投げかける「問い」とは?

〈石井さんの訃報を聞いたのは、明石で弁護士をしているときでした。忘れもしない2002年10月25日。旧民主党の衆議院議員・石井紘基は、朝、国会に向かうところを、世田谷の自宅駐車場で、右翼団体代表を名乗る男に刺殺されたのです。

私はテレビのニュースで事件を知り、
https://shueisha.online/articles/-/251912