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令和書籍はもはや歴史の教科書ではない 〜令和書籍教科書の「−−−」記述を批判する〜


2024年5月19日 03:44


1,あり得ない令和書籍教科書の文科省検定通過


 来年度使用予定の教科書検定が終了しました。

 教育指導要領が変わらなかった今年は、前回採択の4年前と大きな変化はないように思われていましたが、竹田恒泰が執筆者兼社長の令和書籍の歴史教科書が文科省の検定に合格するという、とんでもない事件が起こりました。

竹田恒泰の説明はいまさら必要でしょうか? 明治天皇の玄孫であることをウリにして、皇国史観に基づいた国家主義をメディアで繰り広げているネトウヨです。

 育鵬社、自由社に続き、社会科ではこれで3つめの右翼教科書、歴史修正主義の教科書が誕生したことになります。

 これまでは「新しい歴史教科書をつくる会」が採択を伸ばすか原則的な方針にこだわるかで内部分裂し、国家主義を軸にしながらも採択されるために表現を和らげた八木秀次らの育鵬社教科書と、
右翼的な表記を検定通過する程度に残した藤岡信勝ら自由舎の教科書という構図でした。私たちにしてみればいずれも天皇中心の国家観であって、両方とも許容できるものではありません。

 ※※政権の下、強引な政治主導によって育鵬社は6%程度にまで採択率を伸ばしていましたが、2020年度の採択では市民の強い反対があり、採択率を激減させました。兵庫県では育鵬社、自由社の採択はありません。関西圏では大阪府泉佐野市が育鵬社教科書を採択しています。

 しかし今年の中学校教科書採択の状況は、令和書籍の検定通過によって、4年前とは劇的に変化しました。露骨に右翼的な令和書籍が登場したことにより、育鵬社がこれまで以上に「よりまし」な教科書に見えてしまいます。   >