旧統一教会をめぐる問題で、盛山文部科学大臣は12日午後1時から開かれている宗教法人審議会に出席し、教団の解散命令を裁判所に請求する方針を明らかにしました。

この中で盛山文部科学大臣は、「およそ1年間にわたって慎重な議論を積み重ねていただいた。この間、文化庁は審議会に諮問した『報告徴収・質問権』の行使や、170名を超える被害者などへのヒアリングを通じ、情報収集し、詳細に検討してきた。所轄庁としてはこの結果を踏まえ、宗教法人法に基づく解散命令請求を行う考えだ」と述べ、教団の解散命令を請求する方針を示し、審議会に意見を求めました。

このあと委員から意見を聴いた上で正式に決定し、文部科学省は13日にも東京地方裁判所に請求する方針です。

文部科学省はこれまで、宗教法人法に基づく質問権を7回行使し、被害を訴える元信者らへの聞き取りなども重ね、教団の献金集めの手法や組織運営の実態などの調査を進めていました。

NHKニュース
2023年10月12日 13時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231012/k10014222851000.html