国民民主党の代表選(8月21日告示、9月2日投開票)に立候補を届け出た玉木雄一郎代表が17日、報道各社のインタビューに応じた。玉木氏は、国会対応で時に与党寄りだった姿勢は「成果を得るため」と主張。一騎打ちとなる前原誠司代表代行の批判に真っ向から反論した。

――国会対応で政府予算に賛成したり、LGBT理解増進法では、与党が足並みをそろえやすいように修正協議に応じたりと、与党寄りの姿勢が目立ちました。支持団体の連合からは反発もあります。

 私は代表になってから自民党や他党のために行動したことは一切ありません。予算に賛成したのも、我々が最優先公約として掲げたガソリン値下げを勝ち取り、アピールする成果を得るためにやっているんですよ。20人ちょっとの政党で普通のことをやったって、自民党総裁や公明党代表は交渉のテーブルについてくれません。政治は「妥協の芸術」なので、1歩でも2歩でも半歩でも前に進める。それが自民党のためだと言われるのは心外です。

 ――政党支持率は野党の中でも決して高くはありません。今後の党勢拡大の具体的な道筋は。

 大型選挙ごとに確実に2割ずつ議席や比例得票数を増やすというのが基本戦略です。前回衆院選では27人擁立したので(次は)30人を超えたい。

 ――前原氏は、キャスティングボートを握るためには50人、100人擁立すべきだと主張しています。

 擁立した以上は財政的な支援…

朝日新聞
2023/8/18 17:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR8K7VHDR8KUTFK005.html