東京都の小池百合子知事は9日の記者会見で、安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)に反対の動きが出ていることに関し、「強調すべきことは、わが国は民主主義の根幹の部分を揺らがせるテロに断固として反対するという発信をしっかりやるということだ」と述べ、国葬に意義があるとの考えを重ねて示した。自身の参列については「案内をいただければ参加したい」と述べた。

小池氏は、安倍氏が7月の参院選の街頭演説中に凶弾に倒れたことに触れ、「テロをよしとする人はいないはずだ。そこを明確に答える必要がある」と指摘した。都の職員らによる弔意の示し方については、「国の意向も十分に踏まえて対応していきたい」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20220909-BVUEMMQDZJJHPPBPERFKNQA4NM/