2022/9/13 05:00

　日本維新の会が９日、馳浩知事が同党顧問に就任したと発表したことを受け、知事が党籍を持つ自民党県連や協力関係にある公明党県本部、維新の県内組織である石川維新の会に波紋が広がっている。自民県議からは「石川維新ならまだしも、日本維新の顧問には違和感がある」との声が聞かれ、公明県議は「県民に疑念を持たれる行動は慎むべきだ」と批判。石川維新の関係者も「寝耳に水だ」と不満を漏らした。

　馳知事は９日、北國新聞社の取材に「よりよい政策を実現していくためには、より多くの政党、会派の賛同を得る努力が必要だ」と日本維新の会の顧問を引き受けた理由を語った。自民党籍を離脱する考えがないことも明らかにした。

　自民県連最高顧問で馳知事に近い福村章県議は「他党に役員就任を請われるのは知名度と影響力の証しだ」とする一方、維新本体の役員就任に違和感を抱く声も理解できると指摘。「反対意見が多いなら県組織の役員にとどめておけばよいのではないか」と語った。


　３月の知事選で馳氏以外を推した複数の自民県議からは
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/850754