日ロが四島共同活動で2項目優先 観光など、来月合意目指す

 【ウラジオストク共同】日ロ両政府が北方四島で実現を目指す共同経済活動5項目のうち、観光ツアー開発とごみ減らし対策の2項目を優先し、早期開始を図る方向であることが18日、ロシア政府当局者への取材で分かった。日ロは20〜21日に共同活動に関する作業部会を開き、来月の首脳会談での具体的な合意に向けて協議を加速させる。

 日本政府は首脳会談で歯舞群島、色丹島の返還に絞る「2島決着案」での大筋合意を目指していたが既に断念。共同活動をてこに領土問題の進展を促す路線に戻った。

共同通信
2019/5/18 17:29 (JST)
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