安倍晋三首相は7日、東京都内で開かれた時事通信社など主催の新年互礼会であいさつし、日本が今年の20カ国・地域(G20)で議長国を務めることを説明した上で、「日本は自由貿易の旗手としての役割を果たしていきたい。今年は極めて大切なG20になる」と述べた。

 米国が保護主義的な動きを強める中、6月に大阪で開かれるG20首脳会議で自由貿易推進の議論を主導する決意を示した発言だ。

 首相は昨年12月の11カ国による環太平洋連携協定(TPP11)、今年2月の欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の発効を成果として強調。交渉中の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)についても「中国と協力しながら、ぜひ合意したい」と語った。

時事通信社
2019年01月07日19時26分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010700973&;g=pol