(2018/03/12-23:07)時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031201242&;g=pol

学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書が書き換えられた問題で、会計検査院は12日の野党会合で、同学園への国有地売却について検査した際、財務省の決裁文書が2種類あることを把握していたことを明らかにした。
 検査院によると、財務省が書き換えを認めた14件の文書は全て提出されていた。このうち「貸付決議書」について、国土交通省からは書き換え前、財務省からは書き換え後の文書が提出された。
 検査院が財務省に内容を確認したところ、同省から「財務省が提出した文書が最終版」との説明を受けたという。検査院は結局、書き換え後の文書を基に検査し、昨年11月に報告を公表した。検査院は、改めて調査をするかは明らかにしなかった。