安倍首相が2月9日、韓国で行われる平昌(ピョンチャン)オリンピックの開会式に出席する考えを表明したことについて、
自民党内から、首相の決定に対する不満が噴出している。

自民党の平沢勝栄広報本部長は、「スポーツの政治利用って、今回のオリンピックは、政治利用しているのは韓国と北朝鮮じゃないですか」
、「ただ(首脳会談を)やるだけで、向こう(韓国)のプロパガンダに使われるだけなら、あんまり意味がない」と述べた。

自民党の山田 宏参院議員は、「日本の姿勢というものを、行かないという形で示す方が、今後の日韓関係にいいと思う」と述べた。
安倍首相が、平昌オリンピックの開会式への出席を決めたことについて、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、「日韓合意は誤りだった」
との認識を示していることから、自民党内では、出席に反対する意見が相次いだ。

24日午前に開かれた党の会合では、出席議員から、「韓国は、オリンピックを政治利用している」、「韓国の国内事情に付き合う必要はない」
などと、安倍首相の開会式出席に反対する意見が相次ぎ、およそ40人の出席者の中で、賛成する意見を表明した人はいなかった。

ある自民党議員は、「国民からの支持率の低下は避けられない」と指摘したほか、安倍首相の出席を促した二階幹事長らを念頭に、
「党全体の意見ではない。大多数は反対だ」と不満を口にした。

自民党の有志議員は、安倍首相の出席の撤回を官邸に申し入れることも検討している。


ソース元タイトル『首相訪韓に自民内で不満噴出』

FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/%61rticles/CONN00382906.html
2018年1月24日 18:02