https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171213/k10011256421000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_015
12月13日 4時03分

ことし9月に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際に、Jアラートによる緊急情報で、地下に移動するなど身を守る行動を取った人は5%余りにとどまっていたことが、政府のインターネットによる調査で明らかになりました。

北朝鮮がことし9月、日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した際に、緊急情報を発信したJアラート=全国瞬時警報システムの効果を分析しようと、政府は翌10月に、避難を呼びかけた12の道県の5000人を対象にインターネットで調査を行い、これまでに結果がまとまりました。

それによりますと、ミサイルの上空通過までのおよそ10分間に発射の情報を知った人は63.4%で、知らなかった人は36.6%でした。

また、発射の情報を知った人にその後の行動を尋ねたところ、「不必要と判断し避難しなかった」が50.8%で最も多く、次いで「どうしたらよいかわからなかった」が26.3%だった一方、「地下に移動するなど、身を守る行動を取った」と答えた人は5.6%にとどまりました。

政府は13日にこの結果を公表し、今後の対応に生かすことにしています。