ではカラクリを暴露しよう。

ハローワークの求人って、会社から見れば「無料」なのだ。 

普通は会社が求人を広告しようと民間に頼めば「広告費」などのお金がかかる。 

私も以前人を雇用したが、アルバイトニュースやネットに掲載する代金を求められる。
これが結構高額だったりする。 

でも、ハローワークは無料である上に、国で運営しているという安心感を求職者に与えられる。 

さらには人を雇うほど余裕があると見せかけられ、
求人倍率だって無料だから上げ放題というメリットがある。 

会社の方は採用しなければならない義務はない。当然面接者をバタバタ不採用に出来る。 

一方、ハローワーク側は地域の会社を廻って、
何とか求人票を出してもらえるように「勧誘」を行っている。 

依頼された会社は、求人する気が無くても「無料ならば」と応じてしまうこともあるそうだ。 

つまり、求人を求めているはずの会社の多くが、実は求人を求めていないのだ。 

まさに「中身がない体裁を整えたような求人票」が次々出来上がるという寸法だ。 

そこに真剣に求職したい人が群がるのだ。とてもふざけた図式だと思う。 

広告に虚偽や誇張があれば、「景品表示法違反」など問われるが、
求人広告に嘘があっても取り締まる法律はない。 

ひどい会社は、最初から嘘の求人広告で多くの求職者を集めるのだが、
ハローワーク側は見て見ぬふりだ。 

もちろん中には真剣に求人している会社もあるから、
そのような会社に就職できた人は満足しているはず。 

私はハローワーク自体は問題とは思わないが、
もう少しあきらかに求人の意欲がない会社を排除する努力を求めたい。 

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