>>45
MKleoが日本国籍を取得しようと思った動機は至って単純、ホムヒカコスのレイヤーの画像を見て一目惚れしたからだ。
修正だらけで原型を留めていないその画像は、もはや本人の現実の容姿を写す写真だとはとても言えなかった。
だが恋は盲目であった。MKleoはKENに勝てば日本国籍がもらえるシステムに飛び付いた。
日本国籍取得を阻む『音速の守護神』として政府に雇われたKENは、その期待に存分に応えた。次々現れる挑戦者を、風呂にも入らず撃退し続けた。MKleoもソニックの前に蹴散らされた。
日本国籍取得が絶望的となり涙を流すMKleoの前にムタマが現れ、彼に取引を持ちかけた。
私は米国籍が欲しい。あなたは日本国籍が
欲しい。国籍の交換は不可能だ。ならば二人が成り代わって生きていかないか?
MKleoは即諾し、"ムタマ"として生きていくことにした。
決まりだね。後はよろしく。これで金玉改造動画を上げられるな。
そう言うと玉の無い"MKleo"は意気揚々とアメリカ行きの飛行機に向かった。
蒼い瞳の"ムタマ"は、とりあえず秋葉原へ行こうと思った。ホムヒカを探しに。