かつてビットコイン(BTC)のゴールド(金)に対してシルバー(銀)のように輝く存在と見られていたイーサリアム(ETH)は、今年に入ってから36%しか上昇しておらず、BTCの109%という目覚ましい急騰に大きく遅れをとっている。

ETHに対する投資家の嫌悪感は強く、現在の市場価格3100ドルは、この暗号資産(仮想通貨)は2021年の過去最高値4832ドルを大きく下回っており、一方でBTCは9万ドルを超える史上最高値付近で取引されている。

このパフォーマンス不足により、ETHはゴールドに追随しようと苦戦するパラジウムのような状況となっているが、アンバーデータ(Amberdata)による新たな調査では、ETHが第1四半期の高値である約4000ドルを上回る可能性はわずか10%であることが示されており、トレーダーがBTCが10万ドルを超える新たな高値を付けると予想していることから、この低迷は年末まで続くと予想されている