0001名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 19:49:13.37ID:RkLXzASI
しずせつ
0023名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 20:46:06.75ID:RkLXzASI
〜〜〜♪
しずく「あ、せつ菜さん」
せつ菜『もしもし、しずくさん?どうしたんですか?』
しずく「えっと、明日って何かご予定あります?」
せつ菜『いえ、特にありませんが…』
しずく「それならお出かけしませんか?」
せつ菜『いいですね、行きます!他には誰が?』
しずく「…私だけです」
せつ菜『えっ…あ、そう、なんですね』
しずく「……」
せつ菜『あ、あの、違いますよ!嫌だとかそういうことではなく!』
せつ菜『まさかしずくさんから二人きりのお誘い来るとは思わなくて!』アセアセ
しずく「…くすっ、分かってますよ♪」
せつ菜『…もう!焦るじゃないですか!』
しずく「ふふ、すみません」
0024名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 20:51:08.15ID:RkLXzASI
しずく「駅前10時に集合でいいですか?」
せつ菜『はい!楽しみにしてます!』
しずく「何をするかは、当日のお楽しみということで」
せつ菜『そんな気になること言わないでくださいよ!』
しずく「あ、それなら一つだけ言っておきます」
せつ菜『なんですか?』
しずく「デートのつもりで来てくださいね」
せつ菜『は!?』
しずく「ではまた」
せつ菜『ちょ、』
プツッ
しずく(これでよし…後は明日作戦通りに……作戦かぁ)
しずく(少し強引だけど大丈夫かな…)
・・・・・・
せつ菜「……」ポカーン
せつ菜「……え…私はどうすれば…?」
0025名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 20:54:27.53ID:RkLXzASI
翌日
しずく(そろそろ時間だけど)
しずく(…あそこにいるの、せつ菜さんだよね)
せつ菜「」ジー
ザワザワ
しずく(隠れて見てるつもりかな。怪し過ぎて逆に目立ってるよ…)
しずく(私が変な事いったからだろうけど)
せつ菜「……」
しずく「せつ菜さーんっ」タッタッ
せつ菜「うひゃあっ!!」ビクッ
しずく「おはようございます♪」
せつ菜「し、しずくさん、びっくりさせないで下さいよ!」
しずく「それはこっちのセリフです。何してるんですか」
せつ菜「だ、だって…その…デートのつもりって」モジモジ
0026名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:00:42.65ID:RkLXzASI
しずく「…ほら、そういうところです」
せつ菜「え?」
しずく「今日来ていただいたのはせつ菜さんを鍛えるためです」
せつ菜「…どういうことですか?」
しずく「この間の部室での少女漫画の件を覚えてますか?」
せつ菜「…あ、あぁ、はい、その節は…///」
しずく「せつ菜さんはもう少し色恋に慣れるべきです」
せつ菜「いやいや、いいですよ!私は別に!///」
しずく「ダメです。でないといずれ…」
せつ菜「…?」
しずく「とにかく!今日は一日せつ菜さんに頑張ってもらいますからね」
しずく「さっきだって、意識しすぎて怪しい人になってましたよ?」
せつ菜「う…いやでも、頑張れと言われましても…」
しずく「…」ジー
しずく(でも、まずはやっぱりファッションセンスからかな)
せつ菜「あの、何か?」
0027名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:03:30.92ID:RkLXzASI
しずく「とりあえず、その服装のことなんですけど」
せつ菜「えっ。この服、おかしいでしょうか?」
しずく「服自体はおかしくはないんですが、ちょっと…」
せつ菜「…私がズレているのは認めますからこの際はっきり言ってください」
しずく「…ちょっと、子供っぽい、ですね」
せつ菜「…」
しずく「す、すみません、あの、でも…」
せつ菜「あはは…いいですよ…分かってます、大丈夫ですから」
しずく「た、例えばなんですけど、私がそれを着ていたらって考えてみてください」
せつ菜「しずくさんが、私の?」
しずく「はい。パーカー羽織ってショートパンツ。どう思います?」
せつ菜「うーん。。。あぁ、あまり似合わなそうですね」
しずく(客観的な感性はおかしくないんだけど)ウーン
0028名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:06:38.28ID:RkLXzASI
せつ菜「しずくさんには似合いませんけど、私には別にこんなのでも…」
しずく(もしかして自己評価が低い…?)
しずく「ステージ衣装着てるせつ菜さんとか、すごく素敵ですけど」
しずく「ああいうの着こなせるなら大丈夫だと思いますよ」
せつ菜「スクールアイドルとして振る舞う時は特別です。そう意識してますから」
せつ菜「普段の私にはそういったブラウスだとかフリル付きなんて似合いませんよ」
せつ菜「逆にどうですか?私が急にそんな、若者の女子みたいな格好してたら」
しずく「…?別に何も。可愛らしいと思います」
せつ菜「本当ですか?変じゃないですか?」
しずく(…分かった)
しずく「もしかして他人の視線が気になりますか?」
せつ菜「…はい、そうですよ!きっとそうなんです!」
しずく「!?」
せつ菜「ファッションに詳しかったら手を出してます!オタクなめないでください!」
しずく「え、な、なめてませんけど…」
せつ菜「下手に着飾ってもどうせ『うわ、あの子やってますねぇ』とか言われるんです!」
しずく「そんなことありませんから、落ち着いてください!」アセアセ
0029名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:09:56.39ID:RkLXzASI
せつ菜「取り乱してすみませんでした…///」
しずく「いえ…。興味自体はある、ってことでいいんですか?」
せつ菜「まぁ、はい」
しずく「なら問題ありません。もしせつ菜さんの言うような人が居たとしても」
しずく「きっとお洒落になったせつ菜さんに見惚れる人のほうが、圧倒的、に…」
しずく(…なんだろ、私がそうして欲しくて言ってるのに、何故か嫌な…)
せつ菜「…?そうでしょうか…」
しずく「…そうですよ」
せつ菜「うーん…」
しずく「分かりました。それなら一度試してしまえばいいんです」
しずく「洋服見に行きましょう」
せつ菜「え」
しずく「ほらっ」ギュッ
せつ菜「!?」
0030名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:12:24.60ID:RkLXzASI
せつ菜「ちょっとしずくさん!なんで腕を絡めるんですか!?///」
しずく「今日はこういうことに慣れてもらうって言ったじゃないですか」
しずく「私で練習しましょう。もしせつ菜さんに恋人ができたら必要になります」
せつ菜「ひ、必要ありません!できる予定もありませんから!」
せつ菜「しずくさんこそ恥ずかしくないんですか!?」
しずく「全くではありませんけど、せつ菜さんのことを考えたら仕方ありません」
せつ菜「仕方なく、ならやめません!?私そんなに酷いですか!?」
しずく「あ、いえ、こっちの事情です」
せつ菜「い、意味が分かりません…うぅ、きっと今すごく注目されてます…///」
しずく「まぁまぁ、そう感じるのは最初だけですよ」
せつ菜「なぜそう平気で居られるんですか…恋愛経験あるんですか?」
しずく「いえ、全然です。まぁこういうのも演技練習になるかと思えばできます」
せつ菜「…演劇に対する姿勢は本当に関心します」
しずく「誉め言葉として受け取っておきますね♪
0031名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:15:45.55ID:RkLXzASI
洋服屋
せつ菜(結局色々見て回りましたけど、私には難しそうです)
せつ菜(なのでしずくさんにお任せすることにしました)
しずく「…んー…」
せつ菜(自分のことでもないのに、ものすごく真剣に選んでくれてます)
せつ菜(理由は、良く分かりません。先の言葉も嘘ではないと思いますが)
せつ菜(善意なのは間違いなさそうなので、素直に受け取っておきます)
しずく「…うん、やっぱりこの組み合わせかな」
せつ菜「赤のニット…少し大きくないですか?」
しずく「それくらいがいいんです。所謂萌え袖です」
せつ菜「スカートは、なんというかスラっとしてて好きかもしれません」
しずく「フレアスカートです。せつ菜さんの好きな赤に合いそうな黒にしました」
しずく「色が強めな分デザインはシンプル寄りでちょうどいいと思います」
しずく「きっとせつ菜さんには似合いますよ」
せつ菜「…」
しずく「お気に召しませんか…?」
0032名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:19:19.45ID:RkLXzASI
せつ菜「いえ、まさかそこまで考えてもらえてるなんて…」
しずく「…ふふ♪」
せつ菜「一応試着してきます!」
しずく「はい」
・
・
・
せつ菜「ど、どうですか…?」
しずく「…」
せつ菜「…や、やっぱり私には…」
しずく「違います。見惚れてしまってました。私はすごく好きですよ」
しずく「とても大人びて、かっこいいと思います」
せつ菜「…ありがとうございます///」
しずく「それに決めます?」
せつ菜「そうですね。私も気に入りました」
しずく「じゃあそれ、私からのプレゼントにさせてください」
せつ菜「え!?」
0033名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:23:02.63ID:RkLXzASI
せつ菜「そんなわけにはいきませんよ!自分の服は自分で買います!」
しずく「今日一日私のわがままに付き合っていただくお礼です」
せつ菜「いや、でも!」
しずく「いいからいいから。すみません、店員さーん!」スタスタ
せつ菜「あ、ちょっと!…もう、しずくさんって意外と強引ですね…」
しずく「〜〜〜、〜〜〜」
店員「…、〜〜〜」
せつ菜(こんな服を私が着るなんて、すごく新鮮な気分です)
スタスタ
しずく「…それでは後、お願いします」
店員「はい。お客様、そのまま着て行かれますよね?」
せつ菜「え、いいんですか?」
店員「もちろんです。こちらへどうぞ」
せつ菜「はい」
しずく「あ、せつ菜さんちょっとスマホ貸してください」
せつ菜「…?どうぞ」
――――
―――
――
0034名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:26:26.51ID:RkLXzASI
せつ菜「…」
しずく「…」ポチポチ
せつ菜(…さっきの店員さんの言葉…)
・・・・・・
店員「…素敵な彼女さんですね」
せつ菜「え!?そ、そんなんじゃないです!」
店員「あら、それはすみません。でもあちらの子はあなたに気があるのかと」クスッ
せつ菜「…いえ、それはないです///」
・・・・・・
せつ菜(しずくさんが、私を…?…やっぱりありえません!)
せつ菜(気のある相手に練習でデートしようだなんて言う人いませんよ!)
せつ菜(流石の私でも分かります!……いませんよね?)
せつ菜「…ところで、さっきから私のスマホで何してるんですか?」
しずく「…」ポチッ
しずく「はい、どうぞ」スッ
せつ菜「…?………!?」
0035名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:29:07.30ID:RkLXzASI
・・・・・・
優木せつ菜@y_setsuna88 20xx年11月
今日はお友達とお出かけしてます!服を新しく買いました!
https://i.imgur.com/YMuzytV.jpeg
・・・・・・
せつ菜「これ、さっきのお店での写真!?なんで投稿してるんですか!?」
しずく「試すって言いましたよね。これで他人の反応が分かりますよ」
せつ菜「こんなの、私可愛いよね?っていう恥知らずなアピールじゃないですか!!」
しずく「全国の自撮り女子を敵にしないでください」
しずく「大丈夫ですって。ほら、リプ来てますから見てください」
『かわいい!』
『いやかっこいい!』
『大人びてて素敵!』
『かわいいYO!』
せつ菜「ぁ…」
しずく「ね?気にしすぎですよ」
・
・
・ 0036名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:33:10.41ID:RkLXzASI
喫茶店
しずく「はい、あーん」
せつ菜(っ、やっぱりやると思いました!)
せつ菜「いや、しずくさん?」
しずく「あーん♡」
せつ菜「や、やりませんからね?」
しずく「ほらあーんして♪」
せつ菜「ちょっとやだやだ…ってこれ言うのしずくさんですよ!」
しずく「あーんして?」
せつ菜「…」
しずく「あーんして?」
せつ菜「…あーん///」
しずく「ふふ♪」
せつ菜「しずくさんのばか…///」モグモグ
・
・
・
0037名無しで叶える物語(らっかせい)2021/11/18(木) 21:34:20.08ID:2zFhaJUU
描いたの?かわヨ
0038名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:36:17.58ID:RkLXzASI
映画館
せつ菜「何見るんですか?」
しずく「あれです」
せつ菜「まぁ、恋愛ものですよね」
しずく「今すごく人気なんですよ、私も初めてですけど楽しみです」
・
・
・
しずく「…」
せつ菜(…、これ、ベッドシーンあるじゃないですか///)
しずく「…」
せつ菜(ぁ、ぁ、そんな…///)フイッ
しずく(せつ菜さん、目、逸らすの禁止です)ヒソヒソ
せつ菜(〜〜〜、ぅぅ///)
しずく(頑張ってください。そう長くはないと思いますから)
せつ菜(…っ…///)
・
・
・
0040名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:40:03.21ID:RkLXzASI
せつ菜「…」
しずく「大丈夫ですか?」
せつ菜「…大丈夫に見えます?」
しずく「あ、あはは…すみません」
せつ菜「でも映画のお話は面白かったです!」
しずく「それはよかったです」
せつ菜「偏見だけでこういう作品に触れる機会を逃してると思うと、勿体ないですね」
せつ菜「しずくさんの意図とは違うかもしれませんけど」
しずく「ふふ、それも込みです。私、せつ菜さんとは気が合うと思ってますから」
せつ菜「…そうかもしれませんね!」ペカー
しずく「はい♪」
しずく「というわけでせつ菜さん、本日最後のお願いです」
せつ菜「はい?」
0041名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:41:50.83ID:RkLXzASI
桜坂家・しずく自室
しずく「はい、これ全部です」
ドサッ
せつ菜「……全部?」
しずく「はい♪」ニコッ
せつ菜「…」
しずく「さっき見た映画、面白かったですよね?」
せつ菜「ま、まぁ」
しずく「なら大丈夫です、この漫画も面白いですよ」
せつ菜「この少女漫画…内容が…///」
しずく「映画のベッドシーンよりマシですよ」
せつ菜「…信じますよ?」
しずく「単純に描写量は多いと思いますが」
せつ菜「…」
0042名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:43:17.66ID:RkLXzASI
せつ菜「…///」ペラッ
しずく「…」
せつ菜「…///」ペラッ
しずく(ずっと顔赤くしながら読んでる…)
せつ菜「…///」ペラッ
しずく(苦手なのはそこまで治ってないと思うけど)
せつ菜「…///」ペラッ
しずく(結局読んでくれてる。喫茶店でのあーんもしてくれたし)
せつ菜「…」ペラッ
しずく(せつ菜さんって結構押しに弱いんだ)
せつ菜「…」ペラッ
しずく(……)ジー
0043名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:44:58.39ID:RkLXzASI
しずく(こういう照れてるせつ菜さんは普段とのギャップもあって…)
しずく(…正直、すごくかわいいと思う)
しずく(…もしこれが私じゃなかったら)
せつ菜「……」
しずく(そんなせつ菜さんを狙う人にあっけなく家に連れ込まれて)
せつ菜「……」
しずく(なし崩し的に…)
せつ菜「……」
しずく(そんなの許せない…そんな人たちにせつ菜さんは渡さない)
しずく(……あれ…?私何考えてるの…?)
しずく(違う、私は純粋すぎるせつ菜さんのことが心配なだけ)
しずく(悪い人に引っ掛からないように…うん、それだけ)
しずく(決して、私がせつ菜さんを求めてるわけじゃない)
0044名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:46:29.59ID:RkLXzASI
せつ菜「…分かりました」パタン
しずく「…え?」
せつ菜「私、ずっと疑問だったんですよ」
せつ菜「しずくさんがどうして私にここまで干渉したがるのか」
しずく「え、っと、それは…」
せつ菜「デートの練習だとか、えっちなことへの免疫だとか」
しずく「そ、そうです、それが…」
せつ菜「全部建前ですよね?全部が嘘でもなさそうですが、流石に不自然です」
しずく「!?」
せつ菜「普通に考えたら、つまり」グイッ
しずく「きゃっ」トサッ
せつ菜「私に、この漫画のようなことをされたかったんですね」
しずく「な、ち、違います!私はただせつ菜さんのためにっ」ドキドキ
しずく(何?どういうこと?もしかして、漫画に影響されて…?)
せつ菜「…そうはいっても、随分期待した顔してますよ?」
しずく「期待…?わたしが…?」ドキドキ
0045名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:48:03.03ID:RkLXzASI
せつ菜「…」スッ
しずく「ぁ、だ、だめです!こういうことは好きな人とすべきですっ」
せつ菜「…私は好きです、しずくさんのこと」
しずく「…っ!///」
せつ菜「ダメですよ、私みたいな人に気を持たせるようなことしたら」
せつ菜「言いましたよね?オタクなめないでくださいって。しずくさんのせいですよ」
しずく「い、や、違います、今日のは…」
せつ菜「一日中くっ付いて、あんな映画見せて、家に連れ込んでこんな漫画を読ませて」
せつ菜「自分はそんな気はありません、なんて通用すると思います?」
しずく「…それは…!…その…」
せつ菜「私もう、しずくさんが欲しくて仕方ありません」
しずく「…///」ドキッ
しずく(こんなのだめ…だめなはずなのに…///)キュンキュン
0046名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:49:16.58ID:RkLXzASI
せつ菜「私に色恋を教えてくれるんですよね?」
せつ菜「練習ではなく本番になっちゃいますけど」スッ
しずく「ぁ…」キュッ
ちゅっ
―――せつ菜さんの舌が私の口内を犯す
―――逃げようと動く私の舌を追いかけるように
―――せつ菜さんはどんどん深く入ってくる
せつ菜「ん……ふ……んむ……んん……」
しずく(せつ菜さん……せつ菜さん……♡)
―――どうしてこうなったんだっけ
―――もうよくわからない
―――ただ、せつ菜さんのことしか考えられない
せつ菜「ぷは……はぁ……はぁ……」
しずく「……はぁ…♡」トロン
0047名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:50:17.02ID:RkLXzASI
せつ菜「しずくさんって、誰にでも今日みたいなことするんですか?」ナデリ
しずく「…しま、せんっ、…せつ菜さん、だけです…ん♡」
―――平然と会話をしながら、手は私の両胸をゆっくりと撫でている
―――くすぐったさと恥ずかしさを感じながら、時折乳首が擦れて声が漏れる
せつ菜「それで、私の事は好きじゃないっていうんですか?」モミ
しずく「…ぁ、や♡、わ、分かりません♡」ビクッ
せつ菜「本当に分からないんですか?」クリッ
しずく「ひゃぅ!♡」
せつ菜「素直じゃないですね」サワリ
しずく「あぅ、だって、ん、あっ♡」
―――だって、本当にそんなつもりじゃなかった
―――そう、最初は。でも本当は多分気付いてた
―――せつ菜さんを誰にも取られたくなくて
0049名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:53:09.25ID:RkLXzASI
―――せつ菜さんが誰かの色に染められるところ見たくなくて
―――せつ菜さんが誰かとこういうことをするのを考えたくなくて
―――きっと私の色で染めたかった
―――きっと私に溺れてほしかった
せつ菜「自覚がないとしたら、魔性の女にもほどがありますね」ちゅ
しずく「〜っ!!♡」ビクンッ
せつ菜「…ふふ、もしかして軽くイキました?」
しずく「そ、そんなわけないです!///」カァ
せつ菜「へぇ、そうなんですね」ツン
しずく「あんっ!♡」ビク
せつ菜「それなら、もっとたくさん可愛がってあげないといけませんね」クニッ
しずく「はぁ、は、ん、だめっ♡」
せつ菜「ダメといいながら、本当はしてほしい、ですよね」
―――漫画の影響を受けすぎて、なんだか人が違うみたいだけど
―――リードするせつ菜さんにときめきっぱなしで逆らえる気がしない
―――私の求めた、無敵のせつ菜さん
0050名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:54:34.05ID:RkLXzASI
しずく「はぁ♡、はぁ♡」
せつ菜「んむ…」
ちゅ、ちゅる
しずく「んっ♡、んん♡」
―――かすみさんは分かってたのかな
―――それで、デートなんて作戦だったのかな
せつ菜「…」クリクリ
しずく「あっ、っ♡、ん、あっ♡」
―――璃奈さんの言う通りだった
―――せつ菜さんは何も知らないわけじゃない
―――自分の気持ちにさえ気づいてない私のほうがよっぽど…
せつ菜「…」クニッ、ギュッ
しずく「〜〜〜っ♡♡」ビクビク
せつ菜「また、胸だけでイッちゃいましたね」ナデ
しずく「…///」フイッ
0052名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:56:04.00ID:RkLXzASI
せつ菜「隠さなくてもいいのに。もうこっちもぐちょぐちょなんですから」サワッ
しずく「ん♡…ぁぅ///」
せつ菜「ふふ、かわいい人ですね」ツプッ
しずく「んぁ!♡、あ♡」
せつ菜「指、溶けちゃいそうです」ニュプ、ニュプ
しずく「あ♡、んっ、んっ♡」
せつ菜「ん…んむ…ふ…」
しずく「ん、む♡」
―――せつ菜さんの長い中指が私の膣内をかき回し
―――塞がれた口から侵入してくる舌が再び口内を犯す
―――グチュ、ヌチャといういやらしい音が絶え間なく聞こえてくる
0053名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:57:10.29ID:RkLXzASI
せつ菜「ん…しずくさん、本当に可愛いです…あむ…」
―――せつ菜さんが私の耳元で囁く
―――普段の元気な声とは違う、艶やかなその声が脳を溶かす
―――きっと、私しか見たことのない
―――誰にも見せたくなかったせつ菜さん
せつ菜「ぷは……」
しずく「はぁ、はぁ♡」
せつ菜「…」ニュププ
しずく「あんっ♡」
せつ菜「しずくさんのここは、私の指を気に入ってくれてるみたいですね」グチュ、グチュ
しずく「な、ん、♡なんですか、それ…知りませんっ///」
せつ菜「ふふ、本当に素直じゃないですね。こんなに締め付けて離さないクセに」グリッ
しずく「ああ!♡」ビクン
せつ菜「ほら、ここも好きですよね?」コリッ、コリッ
しずく「ひゃぅ!♡、そこ、だめですっ♡」
0054名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 21:59:07.60ID:RkLXzASI
せつ菜「…だめ、だめって言いますけど」ピタッ
しずく「ぇ…」グイ、グイ
せつ菜「私が動かさなくても腰が動いてますよ?」
しずく「っ!///ちがっ、これは、…せつ菜さんのばか!いじわる!///」
せつ菜「あはは…すみません」
せつ菜「でも、いじめられてる時のほうが気持ちよさそうですよ」
しずく「!?///」
せつ菜「清楚なふりして、意外と変態さんですね♡」ボソッ
しずく「〜〜っ♡」ゾクゾク
せつ菜「ふふ、しずくさんはどうされたいんですか?」
しずく「わ、私は………」
せつ菜「…」
しずく「…せつ菜さんに、私のここ、めちゃくちゃにしてほしいです…///」カァ
0055名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 22:01:26.23ID:RkLXzASI
せつ菜「ほんとに言うとは思いませんでした。すごくえっちですね…」
しずく「〜〜〜!もう、ほんとに、せつ菜さんのばかぁっ!///」
せつ菜「すみません、今のしずくさんすごくイジメがいがあるので♡」ヌププ
しずく「あ!♡、んん、はっ♡、んく♡」
せつ菜「抜き挿しするたびに愛液溢れて止まりませんね」ニュプニュプ
せつ菜「私、間違ってませんでした。しずくさんはやっぱりえっちなんですよ」
しずく「いやです、言わないでっ♡///」ゾクゾク
せつ菜「…」スッ
チュプ
しずく「、あぁ!♡、舌、すごぃ♡」
せつ菜「んむ……んっ」
ジュルルル
せつ菜「ちゅる……んっ」
しずく「あっ♡、んぁ♡、あぁ!♡」ビクビク
0056名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 22:03:13.83ID:RkLXzASI
―――私のあそこに口を付けて
―――吸い付いて、舌を挿し込んで
―――膣内を蹂躙しているという事実
せつ菜「ん……んん……」
しずく「あっ♡、あっ♡、んんっ♡」
せつ菜「ん……ちゅる……」
―――大事な所をすべて、せつ菜さんにさらけ出して
―――私の膣内の形をなぞる様に這う生々しい感触
しずく「あっ♡、あっ♡、イっちゃう♡、イク♡、イッちゃいます♡」
せつ菜「ちゅる……イッていいんですよ」チュプ、ニュプ
せつ菜「…イクところ、ちゃんと見ててあげます♡」グチュッ!
しずく「〜〜〜〜っ♡♡♡」プシャ
0057名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 22:05:52.25ID:RkLXzASI
せつ菜「んっ♡」ペロ
せつ菜「派手にイキましたね」
しずく「はー♡、はー♡」
せつ菜「…しずくさんの味、おいしいです」ペロ
しずく「っ、そういうこと言わなくていいですからっ///」
せつ菜「それと、乱れるしずくさんがとてもかわいかったですよ」ナデナデ
しずく「っ!///…もう、恥ずかしい…///」カァ
せつ菜「…しずくさん、私の事好きですか?」
しずく「…好きです///」ギュッ
せつ菜「よく言えました」ニコ
――――
―――
――
0058名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 22:07:54.91ID:RkLXzASI
後日
せつ菜「というわけで、しずくさんとお付き合いすることになりました!」ペカー
しずく「…///」
かすみ「」
璃奈「」
せつ菜「お二人がこの間のデートの提案者ということで一応報告です!」
しずく「…///」
かすみ「…しず子さぁ」
しずく「違う、違うの…///」
かすみ「国民的アイドルとか女優さんにはそれなりの人とくっついてほしい、だっけ?」
しずく「っ///」
かすみ「それとも、女優さん側が自分で、せつ菜先輩をそれなりの人にしたかったってこと?」
かすみ「随分と自己評価が高いんだねぇ」ニヤニヤ
しずく「かすみさん違うの…///私そんなつもりじゃなかったの…///」
0059名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/18(木) 22:10:10.14ID:RkLXzASI
璃奈「…しずくちゃん」
しずく「璃奈さん違うの、そんな目で見ないで…///」
璃奈「せつ菜さんの純情を穢して、いいようにしたの?」
しずく「違うの璃奈さん…むしろいいようにされたのは私というか…///」
せつ菜「…しずくさん」
しずく「は、はい?」
せつ菜「さっきから否定ばっかりして、そんなに私との関係を話すのが嫌ですか?」
しずく「え!?いえ、そういうことじゃ…!」
せつ菜「…また素直になれるように、お仕置きしましょうか」グイッ
しずく「ちょ、せ、せつ菜さん、だめですっ、かすみさんたちがっ…!」
せつ菜「関係ありません、今は私だけ見てください」
しずく「―――ぁ♡」キュン
ちゅ♡
かすみ(…確かにこれは)
璃奈(…ある意味無敵)
https://i.imgur.com/n2m9pBY.jpg 0061名無しで叶える物語(たこやき)2021/11/18(木) 22:14:40.98ID:wyWZqpgG
0063名無しで叶える物語(光)2021/11/19(金) 00:16:11.59ID:UiqksKj/
こういうしずせつもいいな
乙
0064名無しで叶える物語(くさや)2021/11/19(金) 01:45:19.18ID:wA01rIiW
エアプが知ったかぶりしとるな
0067名無しで叶える物語(えびふりゃー)2021/11/19(金) 07:52:58.29ID:rDxmlPvY
いいね
0069名無しで叶える物語(光)2021/11/19(金) 12:47:04.27ID:BxFa3qd8
しずせつよかった
トムブラウンみたいな話だと思ったら
これはいいですね