0001名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/12/03(木) 21:54:06.21ID:hjZ/4r5+
せつかりです。
せつ菜「零さないように……水のときより緊張しますね……」ソロソロ
かすみ「せつ菜先輩ー!」
せつ菜「」ビクッ
かすみ「あれ、お粥ですか?」
璃奈「部屋に運ぶの?」フワッ
せつ菜「びっくりしました……」ドキドキ
かすみ「果林先輩のところに行くんですよね?」
せつ菜「はい」
かすみ「そして夜伽にー?」
せつ菜「?はい」
璃奈「間にあった」ホッ
せつ菜「何がですか?」
かすみ「せつ菜先輩に大事なアドバイスですー」
璃奈「せつ菜先輩の夜伽の為に私達で沢山調べた」
せつ菜「わっ、本当ですか?ありがとうございますっ」
かすみ「夜伽にはやるべき事があってですね……」
せつ菜「やるべき事ですか!?」
璃奈「これをすれば間違いない」ムクッ
せつ菜「おぉ!」
かすみ「実はですねー……」
0036名無しで叶える物語(光)2020/12/03(木) 23:59:11.28ID:QnjogGZD
せつかり最強!
果林「」コホッ
果林(出来ればお布団片付けておきたいのよね……せつ菜に移しちゃうし)
果林(でも今お布団を運ぶ程元気では無いし……)
果林(エマが来てくれれば片付けて貰うのだけど)
ガラッ
せつ菜「持ってきましたー」
果林「ありがとうせつ菜」
果林「……」
せつ菜「……」ドキドキ
果林「あの、器渡してくれないと食べられないのだけれど……」
せつ菜「かすみさんと璃奈さんが教えてくれたんです」
せつ菜「看病と言ったらこれだって」
せつ菜「果林さん、あーん」
せつ菜(実はこれに憧れていたんです!)キラキラ
果林「あらあら……」
せつ菜「はい、果林さんっ」キラキラ
せつ菜(果林さんに初めてのあーんです!)
果林「……あーん」
せつ菜「美味しいですか?」
果林「ええとっても。……でも恥ずかしいわね」
せつ菜「私は凄く嬉しいですっ」
果林「もしかしてこれ、せつ菜が作ったの?」
せつ菜「どうして分かったんですかっ?」
果林「そりゃあねぇ」
果林(凄く期待を込めてこっちを見てるし、指に絆創膏あるし……)
果林「せつ菜の事だから分かるのよ」
せつ菜「っ、えへへ」
せつ菜「では。はい、あーん」
果林「うふふ。あーん」
エマ「……そういえばせつ菜ちゃんにお薬渡すの忘れてたな」
エマ「2人で居るのにそこにお邪魔するのも悪い気がするけど……うーん 」
エマ「ちゃちゃっと渡して帰ればいいかな」
エマ「……」
かすみ「……」
璃奈「……」ジィーー
エマ「2人とも部屋の前で何してるの……」
璃奈「静かに。バレちゃう」
かすみ「同好会の仲間として私達はこれを見届ける義務があるんですよ」
エマ「彼方ちゃんやしずくちゃんたちを呼んでない時点で下心が透けてみえるよ…」
エマ「ていうか部屋の扉も開けっぱなしにして…。風邪移さないように気を遣ってくれた果林ちゃんが見たら悲しむよ」
かすみ「それはそれ、これはこれですー」
エマ「もうっ」
エマ「果林ちゃん、入るよー」ガラッ
かすみ「ああっ」
璃奈「むねん…」ズルゥ
せつ菜「あ、エマさん」
果林「……璃奈ちゃんにかすみちゃん?」
エマ「お薬渡すの忘れてたの。食後に二錠だよ。はいどうぞ」
果林「ありがとう」
エマ「いえいえ。ほら、2人とも覗き見なんてしないで帰るよ」
0044名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/12/04(金) 00:29:41.03ID:eR8AsLRW
かすみ「あーバラさないで下さい!」
璃奈「……私は通りかかっただけ」ピューピュー
かすみ「りな子がかすみんの事売りましたー!」
エマ「ほらほら。果林ちゃん、ちゃんと早く寝てね」
果林「ええ」
エマ「せつ菜ちゃんも果林ちゃんのことよろしくねー」
せつ菜「はいっ」
エマ「ほらっ、2人とも行くよ」ズルズル
せつ菜「という事で果林さん、もう寝ましょう」
果林「確かにエマは早く寝ろって言ったけれど」
果林「まだ8時よ?」
せつ菜「早く寝れば寝るほどきっと早く治りますよっ」
せつ菜「私が添い寝しますから!」ニコニコ
果林(添い寝したいのね)
せつ菜(あ、その前にかすみさんたちから聞いた事しなきゃ)イソイソ
果林「?せつ菜、正座なんてしてどうしたの」
せつ菜「えーっと、」
せつ菜(いざ言うとなると緊張しますね……でもこれをやらなくては夜伽にはならないと聞きました)
せつ菜「ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
果林「」
果林(せつ菜、夜伽のもう一つの意味ちゃんと知ってたのかしら?)
果林(……どうしよう)
果林「いきなりどうしたのせつ菜」
せつ菜「あの、夜伽にはこれが必要だって聞いて……」
果林(吹き込んだのは、絶対あの2人よね……)
果林(ていうかあの子たち、私の部屋のドア開けっ放しにして行ったわね)
せつ菜「」イソイソ
果林「ちょっと、せつ菜?どうして私の服を脱がそうとしているの?」
せつ菜「璃奈さんから聞いたんですっ」
せつ菜「よ、夜伽にはお互い服を脱ぐんだって」
せつ菜「私それを知って驚きました」
果林(一応私風邪引いてるのだけれど)
果林「ちょっと待って、ね、せつ菜」
果林「それかすみちゃんから全部聞いたの?」
せつ菜「はい。あと璃奈さんですね」
果林「……夜伽についてあの子たちは何てあなたに言ったのかしら」
せつ菜「えーっと、お互いに裸になって寝ると」
果林「それで?」
せつ菜「その先は果林さんに任せれば大丈夫だって言っていました」
果林「…………」
せつ菜「あ、それで思い出しました」
果林「……なあに? 」
せつ菜「果林さんに……しょじょを捧げるんだそうです」
せつ菜「しょじょって……何のことでしょう?」
果林(中須……天王寺……!)
果林(中川家、というか中学までにその辺の性教育って済んでないものかしら)
果林(知識があの璃奈ちゃん以下だなんて思ってなかったわ)
果林(本当のこと言ったら……きっと……)
果林「……初めてのことよ」
せつ菜「初めて?」
果林「ほら、作家さんの初めての作品を処女作とか言うでしょう?」
せつ菜「なるほど……じゃあそこから来ているんですねっ」
果林「ええ。人は今まで未経験なことを経験したとき、処女を失うことになるの」
果林(ふふふふ、我ながら上手いじゃないっ。完璧だわ!)
せつ菜「なるほど……つまり私の初めてを果林さんに捧げるってことですねっ」
果林「(語弊はあるけど)まあそういうことよ」
果林「でもねせつ菜。それをするのは好きな人じゃなきゃ駄目なのよ」
せつ菜「?私は果林さんの事が好きですよ」
果林(うーん……伝えるのが難しい……)
せつ菜「とにかく初めてなことをやればいいんですよね」イソイソ
せつ菜「裸で寝たことは無いのでそれは私の処女ですねっ」キラキラ
果林(激しくズレてるわ)
果林「ねえせ、せつ菜っ?」
せつ菜「……果林さん」
せつ菜「私と夜伽をするのは嫌ですか?」ウルウル
果林「そ、そういう訳では無いけれど」
せつ菜「じゃ、じゃあ私の処女を貰うのは嫌ですか?」ウルウル
果林(とんでもない殺し台詞を吐くわね……)///
果林(どうしようこのまま曖昧にしたらとんでもない事がいつか起きるわ)
果林(でもここでせつ菜を泣かせるのも……)
果林「夜伽については裸で一緒に寝るとだけ聞いてるのね?」
せつ菜「はい」
果林「……はぁ」
果林「分かったわ」スルッ
せつ菜「え、果林さん?」
果林「ほら、せつ菜も脱いで」
せつ菜「か、果林さん……!」
果林「さて、こんな話しているうちにいつの間にか9時になっちゃったわね」
果林「もう寝ましょうか。こっちにいらっしゃい」
せつ菜「はい!」
せつ菜(裸で果林さんと寝るの凄いドキドキします……)ドキドキ
果林「おやすみなさいせつ菜」ナデナデ
翌朝
せつ菜「ん……」
果林「おはようせつ菜」
せつ菜「……!?な、なんで裸……」
果林「昨日せつ菜が裸で一緒に寝たいって言ったじゃない」
せつ菜「え、あ、そうでした……」
せつ菜(つまり私は夜伽に成功したんですね)
せつ菜(やり遂げました!)グッ
果林「ほらせつ菜も服を着て。朝ご飯に遅れちゃうわ」
せつ菜「はいっ。あ、果林さん熱は……」
果林「起きたら下がってたからせつ菜のおかげかしらね」
せつ菜「えへへっ」
果林「じゃあ朝ご飯に行きましょうか」
せつ菜「はいっ!」
ザワザワザワザワ
果林(何かザワザワしてるわね)
せつ菜「遅れましたー」
ザワザワ セツナチャンダ セツナチャンガキタヨ カリンサンモイッショダ ザワザワ
果林(……何かしら)
かすみ「せつ菜先輩ー」
せつ菜「かすみさんっ、おはようございます!」
かすみ「昨夜はどうでしたかー?」
シーン……
果林(まわりが静まった……)
せつ菜「昨夜ですか?」
せつ菜「無事に役目を終える事が出来ましたっ」
オオオオオオオ
ワイワイ ワーウタゲジャー オセキハンモッテコーイ! ワイワイ
果林「!?」
侑「おめでとうっ!スクールアイドルのカップルなんて最高にときめいちゃうよっ」
愛「やったねせっつー!」
せつ菜「??はいっ」
彼方「皆の衆ー!お赤飯持ってきたぞぉ〜」
ウオオオオオオ
果林「いっ、一体これは何の騒ぎ……なの?」
エマ「ふふふ、でも私もさすがに驚いちゃったよ!果林ちゃんっ」
果林「えっ……エマ……?」
エマ「てっきり私はせつ菜ちゃんが看病してるものだと思ってたから」
果林「え」
エマ「あの後かすみちゃんが懲りずに覗き見してたみたいで」
エマ「果林ちゃんがせつ菜ちゃんの服を脱がしてるのを見ましたー!って」
せつ菜「改めて言われると恥ずかしいですね」///
璃奈「めでたいっ」ポリッ
セツナチャン ト カリンサンノ コドモカー ゼッタイエッチ スクールアイドルノ ミライハアカルイッ
果林「こ、これ……まさか私とせつ菜のこと皆知って……?」
かすみ「せつ菜先輩と果林先輩の一大イベントですから。私がみんなに知らせました」ドヤッ
愛「これで果林とせっつーがカップルかー!」
せつ菜「か、カップルなんてそんな!私と果林さんは全然そんな関係では……!」///
歩夢「でも布団の上で肌を重ねて果林さんに抱かれたんだよね?お互いに気持ちがないのにできないと思うよ?」
せつ菜「そっ……!」
せつ菜「それはまぁ……言われてみればそうなんですがっ」///
果林「………………」
エマ「ほらほら、せつ菜ちゃん困ってるよ果林ちゃんっ」
果林「……そうね」フラッ
果林「……」ハァ
果林「せつ菜」
せつ菜「は、はいっ」
果林「この状況で言い逃れはちょっと厳しそうだし、今後のこともあるから。とりあえず……」
果林「性教育から始めましょうか」ニコッ
以上です。
せつ菜推し、果林推しが増えてくれると嬉しいな。
中須と天王寺〆めて性教育するところまで見たかったけど乙
コメントくれた方もありがとうございました。
嬉しかったです。
0070名無しで叶える物語(らっかせい)2020/12/04(金) 02:08:12.72ID:x9XGbXWh
良かった!
よかったぞ
ミヤコヒトのウブなせつ菜とお姉さんな果林のせつかり好き
0076名無しで叶える物語(もみじ饅頭)2020/12/04(金) 07:12:51.14ID:ijhVTFCl
⁄/*ナ`˶>﹏<˵ナ
0081名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/12/04(金) 15:44:09.22ID:Q5okq/oK
このポンコツ感あるせつな可愛いなぁ
かりんさんがお姉さん属性になるのも最高
要するにせつかり最高