0001名無しで叶える物語(羽前國)2019/10/04(金) 22:22:28.62ID:bpXNjBDQ
補遺:
SCPと西木野さんとμ'sの愉快な仲間たちのお話をします
第十回までします。
全てのSCiPの設定は、話の都合上ある程度の改変が施されています。
加えて、西木野さんとμ'sの愉快な仲間たちも普段以上の性格になっています。
宜しくお願いします。
ヒュン
にこ「もんっ!!?」バチュン!!!
海未「!?」
ドテッ
希「えっ!?」ガタッ
真姫「!!」バッ
にこ「っ……っっ!」ピクピク
真姫「国木田……っ?国木田!国木田ぁああああああっ!!!」
希「え……な、なんで」
「──もしかしてっ」
希「!」
海未「このトマト……」
希「っ」
『"冗談"に反応するのかも知れませんっ!』
希「……それこそ冗談やろ?」
海未「し、しかし、先ほどにこが言った言葉に反応したと考えれば……」
真姫「うぅ……国木田ぁ……なんで貴方まで……っ」
「う〜ん……っ」モゾ
「あたたっ……」ムクッ
花陽「あ!ふ、二人ともっ」
凛「んぁ……かよちん?」
穂乃果「なんか……スッゴいトマト臭いんだけど」
「皆さん!いいですかっ!!」
穂乃果「!?」
凛「な、なに!?」
海未「これから、このトマトの前で冗談を言ってはいけません!」
花陽「え?え?ど、どう言うことなの?」
希「このトマトがね、なんか冗談に反応して飛んでくるらしいんよ」
凛「……あ、」
穂乃果「そういえば、穂乃果言ってたかも」
海未「ほらやっぱり!」
希「う〜ん……」
海未「貴方たち!下らない事を言えばまたトマト塗れになりますよ!?」
凛「は、は〜い」
穂乃果「肝に銘じます!」
海未「よろしい。」
「ぅ……いったぁ……」
希「おや、にこっち起きたん?」
にこ「んっ、プッ!プッ!ぷへぇ!」
にこ「何よこれぇ!顔中トマト塗れじゃないのよ!」
花陽「に、にこちゃん、コレ」スッ
にこ「あぁ、ありがとう」フキフキ
ガチャ
「みんなー!」
希「おぉ、えりち」
絵里「ソフト部からスピードガンを借りてきたわ!コレで測ってみましょう!」
希「……なんで?」
絵里「へ?だ、だって……どのくらい速いかみんな知りたいでしょ?」
希「……」
にこ「……そうね」フキフキッ
海未「そんな事より、飛ぶ原因が分かりましたよ!」
絵里「ほ、本当に!?」
海未「実はこれ、じょ──」穂乃果「冗談に反応するんだって!」
海未「……」
絵里「じょ、冗談に?」
凛「だからね、今からにこちゃんが冗談言って、体で確かめてくれるんだって」
にこ「部長命令よ。アンタがやりなさい」
凛「にこちゃんのギャグが一番面白いにゃ」
にこ「なぁーに棒読みで言ってんのよ!?アンタはただ、トマト塗れでぶっ倒れる私が見たいだけでしょーが!!」
凛「そんな事ないにゃ」
にこ「きいぃぃぃぃっ!!このノラ猫っ!」
絵里「だ、大丈夫よ!コレと一緒にキャッチャーマスクとグローブも借りて来たから!」
にこ「……は?」
絵里「はいこれ!」スッ
にこ「……」カポッ
希「にっwにこっち、似合ってるでっw」
穂乃果「にこちゃん!グローブ付けてしゃがんでみて!」
にこ「……」ゴソゴソッ
スッ
凛「おお、似合ってるにゃ」
穂乃果「うん!野球部っぽいよ!」
にこ「……」
絵里「これでどっから飛んで来ても完璧ね」
にこ「……絵里。」
絵里「え?」
にこ「……」スッ
絵里「なに?スマホ?メモ帳になにか書いたの?」
絵里「……えっと、似合ってなんて"ないないナイアガラ"……?」
希「あっ」
……ブルブルブルッ
凛「っ」バッ
真姫「あ、貴方たち──」
>>43
そんなことは気にしなくていいから好きに書いて ヒュン
絵里「モスカウッ!!!」バチュン!!!
花陽「きゃあっ!!」
ドテッ
凛「きゅ、95kmッ!!」
にこ「ストライクッ!!!」
真姫「松浦ぁああああああっ!!!」
───
─
すいません、眠いので寝ます
明日の夕方辺りから投下させて頂きます。
>>76
ありがとうございます。 0081名無しで叶える物語(もみじ饅頭)2019/10/05(土) 07:03:39.73ID:kq3lxLyM
あらまあ
0082名無しで叶える物語(えびふりゃー)2019/10/05(土) 13:10:38.59ID:72YZ1Z7g
トマトが、どんどん無くなっていく…
ココンコンココンッ
ココンコンココンッ
「このリズム……ことり?」
ガチャ
ことり「し、失礼しまぁ〜す」
理事長「どうしたの?」
ことり「えっとね、お母さん……き、救急箱って持ってる?」
理事長「……ここは理事長室よ?あると思う?」
ことり「うぅ……だよねぇ……」ガクッ
理事長「誰か怪我でもしたの?」
ことり「う、うん……穂乃果ちゃんと凛ちゃんが、」
理事長「そんな危ない練習をしてたの?」
ことり「え?う、うぅん!違うの!」
ことり「その……と、トマトが……顔に……」
理事長「トマト?」
ことり「うっ、ほ、保健室の先生どこに行ったか知らない!?」
理事長「保健室の?……そう言えば昼前に車で何処かへ行ったのを見たけど」
ことり「く、車でっ!!?」
理事長「多分、お昼でも食べに行ったんでしょう。そろそろ帰って来るんじゃない?」
ことり「あ……わ、分かった。じゃあ保健室の前で待ってれば会えるね!」
理事長「え?で、でも貴方──」
ことり「ありがとう!お母さん!」ガチャ
バタンッ
理事長「……」
理事長「……救急箱って、職員室にもあった気がするんだけど」
───
─
「飛んでくるんならさ、いっその事もう捥いじゃえば良いんじゃない?」
絵里「っ……っっ」ピクピクッ
海未「は?」
にこ「(ちょっと!)」ドンッ
希「ぅの!?」
真姫「松浦……っ、強くて美しい松浦……っ」
にこ「(これ以上余計なこと言ったら、あの子ホントに発狂し兼ねないから!)」
希「(ぇ……で、でも)」
真姫「……もう、我慢の限界よ」
にこ「え?」
真姫「これ以上、下らない駄洒落でこの子らを死なせるくらいなら……っ」
真姫「今ここでっ!全部私が食べるわっ!」
真姫「そして、それがこの子たちの幸せに繋がるのならっ!!」
にこ「はぁ?」
海未(この人は一体何を言っているのですか)
花陽「ま、真姫ちゃん──ッ」ウルッ
希「えっと……」
希「じゃ、じゃあ真姫ちゃん。切って盛り付けるから、穫って貰ってもいい?」
真姫「もちろんよ。私以外にはやらせない」
海未(完全に入り込んでいますね)
にこ(この子、変な宗教勧誘とかに引っ掛かったりしないでしょうね……)
真姫「──桜内、渡辺。今までありがとう」スッ
花陽「うぅっ」ジワッ
プチッ プチッ
穂乃果「お皿用意しよっか」
凛「あとお箸だね」
「はい。」
真姫「……獲って来たわ。」ポロポロッ
希「あ、ありがとう……じゃあ洗ってくるから」
真姫「私も行くっ」ポロポロッ
希「そ、そう?」ガチャ
バタンッ
にこ(……初めて見たわ。ボロボロ泣きながら収穫する奴)
穂乃果「トマト♪トマト♪」
凛「凛はお塩でいいでーす♪」
にこ「アンタら、もう余計なこと言うんじゃないわよ?」
凛「そうだよ?かよちん」
穂乃果「気を付けなかくちゃ」
花陽「は、はい!」
パコッ! ポコッ!
穂乃果「うんっ!?」
凛「にゃん!?」
にこ「ワンツーバカ!アンタ達のこと言ってんのよっ!!」
花陽「え?え?」
にこ「アンタも間に受けてんじゃないの!」
海未「……」
にこ「──どうしたのよ?」
海未「いえ、このトマトなんですが」
海未「流石に原型が無くなってしまえば、飛んでくる事はないですよね……」
にこ「あぁ……どうかしら」
海未「トマトジュースにでもした後、屋上で実験してみますか」
にこ「…………アンタが?」
海未「……」
にこ「ア・ン・タ・が・!?」
海未「……にこ。」
海未「トマトジュースは好きですか?」
穂乃果「あ!穂乃果好きだよ!」
凛「凛も凛も!」
にこ「……」
海未「……チッ」
「穂乃果。あとでトマトジュースを作りますので、屋上で飲みませんか?」
「いいけど、なんで屋上でなの?」
「天気が良いからです」
「ああ!なるほど!」
にこ「……はぁ、」
にこ「それにしても、この馬鹿トマト……」
にこ「トマトなんだから、ピョンピョン飛び回らないで大人しく"止まっと"きなさいよね」
……ブルブルブルッ
にこ「ぁ……ぁああっ!!?」
ブルブルブルブルッ
にこ「しし、しまった!思わず下らないこと言っちゃったぁ!」
にこ「ヘルメットは……間に合わないっ」
にこ「──こうなったら、」
にこ「避けるわっ!!!」
ヒュン
にこ(……見えるわ。真っ直ぐにこの顔目掛けて飛んでくるのが、)
にこ(さっきは訳もわからず、ただ喰らうままだったけど、こうして見ると)
にこ(意外と遅い!)ニヤッ
にこ(手で受け止めてもいいけど、それじゃあにこの手まてトマト臭くなっちゃうものね)
海未「!?」
にこ(だからここは、華麗にクールに)フッ
穂乃果「にこちゃ──」
にこ(スッと避けて魅せr)ヒュン
バチュン!!!
にこ「にこっす!!!」グンッ
ドテッ
花陽「!?」
凛「93kmッ!!」
穂乃果「ストラーイクッ!!」
花陽「す、ストライクじゃないよ〜!」
凛「あ」
穂乃果「いやぁ、クセでつい……」
申し訳ありません
諸事情により今日はここまでとさせて頂きます。
明日中に必ず終わらせますので、
どうか宜しくお願いします。
言った内容次第では音速を超えてくるからな
即死もあり得る
0102名無しで叶える物語(えびふりゃー)2019/10/06(日) 22:23:45.06ID:Ai3tGNp0
トマトとは言え侮れないね
ガチャ
「ただーいま」
花陽「!?」
真姫「桜内……渡辺……綺麗よ。」スリスリ
希「ま、真姫ちゃん?そろそろ離そ?」
真姫「……離れ難いわ」
凛「(かよちん。しぃーっ、だよ?)」ヒソヒソ
穂乃果「(にこちゃんの片付けしなきゃ)」ボソ
花陽「〜っ」
希「ほんじゃ切るね?」サクッ
真姫「!?」
希「トントントン♪」トントントンッ
真姫「あぁ……さ、桜内……渡辺……っ」
希「盛り付けて〜♪ソースかけて〜♪」
真姫「そんなっ、そこまで……っ!」
希「よいしょ〜♪」
真姫「わたし……っ、貴方たちのことっ……、わすれないがらあぁぁぁ……っ」
希「……」
トンッ
希「出来ましたっ!」
希「スライストマトのバジルソース和えでーす♪」
真姫「桜内いぃぃぃ……、渡辺えぇぇぇぇ……」シクシクッ
希「あの……罪悪感がもの凄いから、もうやめて……」
穂乃果「おお♪綺麗に盛り付けたねぇ!」
凛「……ん?ここ、もうちょい寄せた方が綺麗に見えるにゃ」スッスッ
希「おぉ、いいねぇ」
凛「どぉ?」
希「うんうん。」
希「そこらのトマトは、綺麗に"纏まっとる"ねぇ」
希「──あっ!?」
……ブルブルブルッ
凛「えっ!?こ、コッチ!?」
穂乃果「お、お皿に持った方!?」
ブルブルブルブルブルッ!!
花陽「の、希ちゃん!伏せてっ!」
希「きゃ、キャッチーミt」スッ
シュン!!シュン!!シュン!!
希「メンッ!!」ベチャ!
希「タンッ!!」ベチャ!
希「ピンッ!!」ベチャ!
真姫「ちょっ」
シュン!!シュン!!シュン!!
希「リャンッ!!」ベチャ!
希「ペイッ!!」ベチャ!
希「コウッ!!」ベチャ!
花陽「──ッ」
シュボッ!!!
希「ツモォウッ!!!」バチュン!!!
ドテッ
凛「120kmッ!!」
穂乃果「跳満ッ!!!」
海未「き、切ったトマトまで……まるで手裏剣みたいに……っ!」
希「っ……っっ」ピクピクッ
真姫「ぁ……あぁ……っ」ガクッ
真姫「嘘よ……っ、こんなの……信じない……っ!」ガバッ
真姫「嗚呼……高海、高海ぃ……っ」スリスリ
真姫「とうとう貴方一人に……うぅぅ……」
真姫「高海……。」スッ
真姫「貴方のこと、普通だなんて言ってしまったけど」
真姫「素朴な優しさやスベスベ具合……そしてなにより、高海。」
真姫「貴方のその"あったかみ"が大好きよ」
ボンッ
真姫「ぶひゅっ!?」バチュン!!!
ドテッ
穂乃果「近すぎっ!!」
凛「ストラーイクッ!!」
海未「うわっ」
凛「マッキーアウトォ!!」バッ
ドヒュン
凛「ぼぉっ!?」バチュン!!!
穂乃果「100km!!」
花陽「げ、ゲームセット!」
おわり。
すみませんでした
次回はもう少しキッチリと書きます。
今回は最後までギャグテイストだったねw
まきちゃんの壊れ方もおもしろかった
0116名無しで叶える物語(えびふりゃー)2019/10/07(月) 23:47:35.35ID:rsRnLYie
充分きっちりしてたよー、おもしろかったです