0001名無しで叶える物語(笑)2019/04/07(日) 22:09:56.54ID:TRmS2Ffa
今夜の音ノ木坂劇場は
『皆さん、ただちに安全を確保してください!音ノ木坂の非常事態です、危険が迫ってます、決してパニックを起こさないように!』
にこ 凛「.......」
「あ”....あぁ”....」
にこ 凛「うわあああああ!!!」
凛「ひどい!腕が取れてるにゃ!!!」
身を隠して、武器で攻撃を、肝心なのは
『いいですか、首を取るか頭を撃ち抜いてください』
「........」フラフラ
にこ 凛「!!」
凛「やばっ!!」
ドン!!
にこ「だ、大丈夫ですか?」
「あ.....あぁ”......」
にこ「あー....凛、平気だわ、このまま車を出して」
NICO・OF・THE・DEAD この後すぐ
真姫「にこちゃん!!」ダッ
希「真姫ちゃん!不用意に開けたら!!」
ガチャ
にこ「うわあああ!!!」
真姫「!?」
にこ「この!!」ドン!!
バタン!!
にこ「はぁ....はぁ.....」
真姫「...にこちゃん?」
希「にこっち!もう!!危ないやん!!」
絵里「.........」
にこ「た、助けに来たわよ...はぁ...はぁ...」
希「助けに来た感じの雰囲気やないんだけど、それにその格好はなに?」
にこ「連中を倒しながら来たのよ、別にいいでしょ」
希「ヘルメットに『安全第一』って書いてあるけど全然安全そうやないやん」
にこ「いちいちうるさいわね」
真姫「..........」
にこ「そうだ!...えっと、それよりも絵里が襲われたって話だったけど、大丈夫なの?」
絵里「私がなに?」
にこ「うわぁ!!」ビクッ
絵里「なによ、その反応」
にこ「いや...その...襲われたってそれで怪我をしたって聞いたから...」
絵里「あー....」
にこ「なんだ...びっくりして転んで擦りむいただけだったのね」
絵里「そうよ」
希「まさか...にこっち、エリチのことを...」
にこ「だって、あの電話の話し方だとそう思うでしょ!」
絵里「まさか、そのスコップで?」
にこ「........」
希「エリチ!!」
絵里「!な、なに、希?」
希「うちは、エリチがどうなろうとうちは最後までエリチといるから!!」
絵里「希....」
希「エリチ...」
にこ「.......」
にこ(こんな時にいちゃつくなって言いたいけど、言いづらい)
真姫「...にこちゃん」
にこ「!」
真姫「.........」
にこ「あの...その...えっと....」
真姫「にこちゃん、怪我とかしてない?」
にこ「け、怪我?いや、してないけど...」
真姫「そう...」
にこ「あー...ちょっと服は汚れちゃたけど、これは連中の返り血とかだから安心して!」
真姫「........」
にこ「で...その...」
真姫「よかった....」
にこ「へ?」
真姫「っ!.....」ギュッ
にこ「真姫ちゃん!?今、にこに抱き着いたりしたら服が汚れちゃうよ!」
真姫「無茶しないで....心配するでしょ...」
にこ「!....ごめん...」
真姫「にこちゃん....無事でよかった...」
にこ「うん...真姫ちゃんも無事でよかった...」
絵里「無事に二人共仲直りができそうね」
希「そうやね」
絵里「にこの格好はあれだけど」
希「笑っちゃうからやめて、エリチ」
真姫「え?花陽とことりのところに行くの?」
にこ「えぇ、あそこなら食料もたくさんありそうだし」
希「うーん...どうする?エリチ」
絵里「ここは下手に動かない方がいいんじゃないの?」
にこ「食料はあるの?」
絵里「あー....あんまりないかも」
希「昨日焼き肉パーティやったからねー」
真姫「でもどうやって行くの?街中はゾンビだらけなんでしょ?」
にこ「それなら手はあるわ」
プス...プス....
にこ「」
凛「あはは....」
真姫「.......」
にこ「あんた、なにやってんのよ!」
凛「ごめんごめん」
絵里「車が...ぺしゃんこになってる...」
凛「でも、敵もたくさんやったよ!」
にこ「あんたねぇ.....」
希「まぁまぁ、にこっち」
真姫「凛、怪我とかはしてない?」
凛「うん!」
希「凛ちゃんが無事だったんだからそれでええやん」
にこ「.....そうね」
絵里「でも、もう家には戻れなそうね...集まってきたわ」
「「ぁ....あ”ぁ.....」」
真姫「とにかくここから離れた方がよさそうね」
希「こっちの裏路地に行こう!」
にこ「はぁ、無事に着けるから不安になってきたわ」
にこ「....さてとここを抜けれれば店に着くんだけど」
「「「ぁ......あ......」」」
凛「いや...これは...」
「「「ぁ”......あ......」」」
真姫「無理じゃない?...うじゃうじゃいるじゃない」
絵里「にこ、何か手はない?」
にこ「いやー...さすがにこの数は倒せないわよ....」
希「うーん.....」
絵里「希?」
希「!そうだ...こんなのはどうやろ?」
にこ「は?」
希「だーからーゾンビの真似をして進むんや」
絵里「ま、真似?」
希「ほら皆を見て、どこかその...悲しそうな顔をしてない?」
真姫「どこが」
希「ぁ....あ...みたいな感じで」
絵里「希?ふざけてるの?」
希「うちは大真面目だよ!あとは首を少し傾けながらやるといいかもね」
にこ「...そんなでなんとかなるなら皆やってるっての」
凛「そうそう」
にこ「ぁ....あぁ”....」フラフラ
「..........」
凛「ぁ........」フラフラ
真姫(こんなんで本当にいけるのかしら?)
「ぁ......あぁ......」
希「ぁ.....あ”あ”」
絵里(え?まさか嘘でしょ?)
((なんとかなってる......気付かれてない))
「ぁ....あぁ.....」
にこ「さてと...なんとかついたわね」
絵里「あとは入り口に....」
〜♪
にこ「!?」
凛「あ、ちょっとごめん」
真姫「は?」
凛「もしもし、穂乃果ちゃん?どうしたの?」
にこ「ちょっと、あんた...」
凛「え?今はことりちゃんのお店に....」
にこ「すぐに切りなさい!!」バッ
凛「あ、ちょっと!なにすんの!!」
真姫「こんなタイミングで電話なんかしてたら」
「「あぁ....ああああああ”””!!!」」
にこ「....ですよねー」
0074名無しで叶える物語(笑)2019/04/10(水) 00:53:19.72ID:X41YEWAn
真姫「どうすんのよ!このままだと」
にこ「ここはにこの出番ね」
凛「にこちゃん?」
にこ「にっこにっこにー!!」ダッ
絵里「にこ、何を!?」
にこ「皆のスーパーアイドルにこにーはここだよー」ピョン!ピョン!
希「にこっち!!」
にこ「すぐに戻るわ、今のうちに!!」
真姫「にこちゃん!!」
にこ「にこの食べる分も残しておきなさいよ!!!」
真姫「にこちゃん....」
凛「にこちゃんなら大丈夫にゃ、にこちゃんのしぶとさは半端ないから」
絵里「無事を祈って待ちましょう」
希「ことりちゃんや花陽ちゃんいないみたいやね」
絵里「違うところに避難したのかしら?」
真姫「.........」
凛「真姫ちゃん、にこちゃんは胸はないけど度胸はあるから、だからこの窮地も」
にこ「誰の胸がないって?」
凛「!」
真姫「にこちゃん....」
にこ「撒いてきたわ」
真姫「暇ね...なんか面白いこと言ってよ」
にこ「無茶を言わないでよ」
希「お菓子はあるけど...ご飯も食べたいな」
絵里「だめよ、匂いや大きな音を出したら連中に気付かれてしまうわ」
にこ「.......」
真姫「あれ?凛は?」
凛「よーし、イベントを走るにゃ!」
「ブシモ!!!!!」
にこ「!?」
3 2 1 LIVE!!!
〜♪
凛「うー!!へーい!!」
にこ 真姫「凛!」
凛「え?」
にこ「なに、大音量でやってるのよ!外の連中に気付かれたら....」
希「もう遅いかも....」
『『あぁ.....ぁ.....』』
絵里「これはまずいわね.....」
「あぁ”””!!!」
希「!?」
絵里「このゾンビどこから出てきたのよ!!」
凛「知らないよ!いきなり出てきたよ!!」
デーデーデテーレーレーレーーー
にこ「!?」
オハヨーパワフル(モーーーニーン)
にこ「誰よ!こんな時におはいえをかけたやつは!!」
凛「知らないよ勝手にかかった!」
絵里「武器とないの!?」
凛「そうだ!お酒とライターない?」
にこ「それでどうすんのよ!」
凛「火炎瓶だよ、火炎瓶!!」
にこ「馬鹿!!店まで燃えちゃうって!!」
レツゴー!!レツゴーゥ!!キョー!モー!キョーモー!タノシー!
凛「なら....」
にこ「...ビリヤード台...!!」
凛「あの銃は?」
真姫「あれはおもちゃに決まってるでしょ!」
にこ「凛!真姫ちゃん!!」スッ
レツゴー!レツゴーゥ!!
真姫「これは...」パシッ
凛「ビリヤードの棒?」パシッ
ワオッ!ワオッ!!タノシー!!イエーーーーー!!!
にこ「さぁ...」スッ
にこ「ワオワオするわよ!!」
0083名無しで叶える物語(茸)2019/04/10(水) 07:19:33.79ID:/R4AFx2L
元ネタってなんのやつ?
0084名無しで叶える物語(茸)2019/04/10(水) 10:52:47.33ID:JK+VBT1h
ショーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビ映画だが全力でコメディしてる
>>84
怖い要素とかあるの?なかったら見てみたい。 先月末からTOHOで15年越しの劇場公開してるらしいよ
当時はDVDスルーだったそういえば
友達と折半して買ったこれが大当たりで嬉しかった思い出が
0088名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)2019/04/10(水) 23:23:52.27ID:vNSF/1Wm
あー、そういえばなんか劇場でやるとか言ってたね
ワーオワオ!シッカリメガサメタラ
凛「この!!」ブン!
ワーオワオ!ウエムイテシンコキュウ
にこ「ワーオワオ!!」ブン!
真姫「なんで二人共リズムに乗って殴ってんのよ!」ブン!
サアナニヲハジメルカ!
希「これを早く止めないと」
絵里「でも、このジュークボックスの電源がわからないわ!!」
ワーオワオ!キメテミヨー!
希「ブレーカーや!エリチブレーカーを落とすんや!!」
絵里「OK!!」
絵里「ブレーカー...ブレーカー...あった!」
イチニチハ!ミジカイカラ!
絵里「電源がいっぱいあってこれじゃあ、どれがどれだかわからないわ!」
ヨクバリナ!ワタシタチハ!
絵里「っ...片っ端からいじるしかないわね」カチ!カチ!
アーレーモコーレモシータイー
絵里「このっ..どれよ!!」カチッ!カチ!
『ぁ...あぁ......』ガン!ガン!!
絵里「!」
バリン!!
「ぁ”あああああああ”!!!」
絵里「嘘でしょ!?」
絵里「うわあああ!!」
バタン!!
タリナイヨ!タリナイモット!
にこ「なんで!またおはいえがかかってるのよ!」
絵里「にこ!まずいことになったわ!!」
にこ「わかってるわよ!!!」
ソウ!ジカンガネ!ホシインダー!
バキッ!
凛「っち、棒が折れちゃった、にこちゃん!ちょっとよろしく」
にこ「は?」
イソガシンダモーン
真姫「この!!!」ブン!!
ドン!ドン!!
真姫「消火器でも食らいなさい!!」シュー
「..........」
にこ「やったのかしら?」
「ぁ...あぁ”....」スッ
にこ「うわぁ!!離しないさいよ!!」
希「にこっち!!」ヒュン!
ドスッ!
にこ「いきなりダーツを投げないでよ!!危ないじゃない!!」
希「えい!!」ヒュン!
プスッ!!
にこ「そういうことね!!頭を狙いなさい!!」
希「てぇい!!」ヒュン!!
ザシュ!!
にこ「あああああ!!にこの頭に投げてどうすんのよ!!!」
凛「にこちゃん!!この銃を」スッ
にこ「凛!」パシッ
「あ”....あぁ”!!」
にこ「このぉ!!」ドン!!
ワオワオ!タノシー!イエーーーーーーー!!
にこ「だぁ!!!」
おはよう!
「ぁ......ぁ.....」バチ!!バチ!!
絵里「と、止まった.....」
希「ゾンビが突っ込んでショートしたみたいやね」
にこ「やばいわね....」
絵里「完全に囲まれてしまってるみたいね」
バリン!!
絵里「!!」
「ぁ....あぁ”!!!!」ガシッ
絵里「ちょっと!!やだ!!離してよ!!」ズルズル
にこ「絵里!!!」
絵里「この!!嫌っ!!嫌ぁ!!!」
希「エリチ!!」
凛「希ちゃん!?」
希「うちのエリチになに手を出してるんや!!しばき倒すぞ!!」ガチャ!!
真姫「ちょっと!!なに、扉を開けてるのよ!!!」
にこ「絵里!!希!!!」
希「そんな薄汚い手でエリチに触るんやない!!」
凛「やばいよ!!連中が中に!!」
にこ「凛!!!後ろ!!」
凛「へ?」
「あぁ.....あぁ”!!!!!」ザシュ
凛「にゃああああ!!!」
にこ「凛!!」
真姫「にこちゃん!!カウンターの中に!!」
にこ「凛!!!」
真姫「にこちゃん!!しっかりして!!」
にこ「凛...絵里...希....」
真姫「早くカウンターの中に!!」グッ!
ドン!!
真姫「はぁ...万事休すね」
にこ「凛....」
凛「にゃあああ!!」
ドン!!
真姫「!」
にこ「凛!!」
凛「はぁ...全く...ひどい目にあったにゃ...」
凛「えい!!」
パリン!!
真姫「凛、何を!」
凛「ほい!」カチッ
ボッ!!
凛「この火の壁で少しは時間が稼げると思うよ」
にこ「.......」
凛「にこちゃん、真姫ちゃん、ここにたしかに...あった」
真姫「これは地下倉庫?」
凛「ここから外に繋がてるはずにゃ」
真姫「なんでそんなことを」
凛「かよちんから聞いたことがあるんだにゃ」
にこ「よし、ならここから出ましょう」
真姫「そうね」
凛「二人共気を付けてね」
にこ「は?あんたも行くのよ」
凛「凛はここまでだよ」
にこ「なんで....!!」
凛「少しやられちゃってね...だから凛はここまで」ポタポタ....
真姫「凛....」
にこ「嫌....だめ!!あんたを置いていけない!!」
凛「いいから行って!!!最後くらい...格好つけさせて!」
にこ「っ....でも!!」
凛「早く!!」
真姫「にこちゃん行きましょう」
にこ「真姫ちゃん....」
真姫「凛の覚悟を...無駄には....っ...」
凛「ありがとう...真姫ちゃん...」
真姫「馬鹿....」
にこ「凛.....」
凛「ありがとう、にこちゃん」
真姫「暗いわね....地下ってだけはあるわね」
にこ「.......」
真姫「にこちゃん?」
にこ「私が...私が.....」
真姫「.........」
にこ「にこのせいで....皆...」
真姫「にこちゃん....」
にこ「.......」
真姫「しっかりして!!にこちゃん!!」
にこ「真姫ちゃん....」
真姫「凛に言われたでしょ!凛の分まで生き残るのよ!!!」
にこ「...そうね」
真姫「私は最後までにこちゃんから離れないから」
にこ「ありがとう...真姫ちゃん」
真姫「ここから外に出られそうね....」
にこ「下水道はもう勘弁ね」
ガララ....
真姫「外は....」
「手をあげなさい!!」
にこ 真姫「!?」
穂乃果「待って!!その人達は知り合いだよ」
にこ「穂乃果!?」
穂乃果「凛ちゃんがこの辺にいるっていうから助けにきたの」
真姫「この人達は....」
穂乃果「軍隊の人達だよ」
ことり「にこちゃん!真姫ちゃん!」
にこ「ことり!...無事だったのね」
花陽「穂乃果ちゃんのおかげでなんとか」
真姫「花陽もよかったわ....」
穂乃果「あれ?凛ちゃんは?」
真姫「........」
凛「凛...ありがとう....」
にこ「ふわぁ....」
真姫「にこちゃん、おはよう」
にこ「おはよう、真姫ちゃん」
真姫「コーヒー飲む?」
にこ「ありがとう...」
絵里『レズ怖い...レズ怖い...ゾンビ怖い...』プルプル
希『大丈夫、うちがずっと一緒にいて守ってあげるから』ギュッ
絵里『........』プルプル
希『もう、誰にもエリチには触らせない....誰にも...』ボソッ
希『という訳でうちらは南国の島で療養してます!にこっち達も喧嘩しないで仲良くするんだよー』
希『じゃあ、またねー』
にこ「希達は相変わらずラブラブね、こんなビデオレターを送って来るなんて」
真姫「そうね....それにしても、よくあの状況に無事だったわね」
にこ「希が無双したらしいわよ」
真姫「希って何者よ」
にこ「じゃあ、ちょっといってくるわ」
真姫「行ってらっしゃい」
にこ「.........」スタスタ
ガチャ
凛「ぁああああああ””!!」
にこ「凛!!」
凛「あ、ごめん...ちょっと意識が飛んでた」
にこ「調子はどう?」
凛「まぁまぁかな、早く鎖が取れるようになりたいにゃ」
にこ「そうね」
凛「海未ちゃんは?」
にこ「花陽とことりが面倒見てるそうよ」
凛「へー」
にこ「なんでも脳トロ治療を試すんだとかなんとか」
凛「ひェ....」
にこ「でも効果はいいらしいわよ、あの感じだとゾンビからは元に戻れるみたいよ」
凛「そっか」
にこ「凛も早く元に戻ってこの小屋から出てまたバカ騒ぎでもしましょう?」
凛「うん!!騒ぎまくるにゃ!!」
凛「アフタースクール!!」
にこ「アフタースクール!!」
凛 にこ「アフタースクール!!ナビゲターズ!!!イエイ!!」
おしまい
これでおしまいです
最後までお付き合いいただきありがとうございました
0109名無しで叶える物語(茸)2019/04/11(木) 10:01:29.33ID:BoNTFavT
最後の謎エンド好き
0110名無しで叶える物語(茸)2019/04/11(木) 10:13:09.18ID:lLYh7x0K
イエイ!!!乙!
この世界観ほんとに好き
ずっと見ていたかった乙でした