0001名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 07:54:40.32ID:QChavzjZ
ようまり。
0002名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 07:55:34.20ID:QChavzjZ
鞠莉「曜ってさ」
曜「うん」
鞠莉「水泳部も掛け持ちしてるんでしょ」
曜「そうだよ!というか、そっちが本業だったんだけどね」
鞠莉「評判は聞いてるわ、全国レベルの選手だって。その実力、スクールアイドルでも頼りにさせてもらうわね」
曜「あはは、期待に添えるといいけど。鞠莉さんは――」
鞠莉「ノー!」
曜「えっ?」
鞠莉「その言い方、やり直しを要求しマース」
0003名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 07:56:16.99ID:QChavzjZ
曜「あ、うん。えっと…期待に応えられるように頑張って――」
鞠莉「そういうことじゃないの」
曜「ええっ」
鞠莉「わからない?さっきのセリフ、もう一回言ってみて」
曜「期待に添えると…」
鞠莉「その後よ」
曜「その後?ええっと、鞠莉さん…」
鞠莉「そこ、そこよ!」
曜「…まり、さん?」
鞠莉「イェス!」
0004名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 07:57:04.96ID:QChavzjZ
曜「もしかして呼び方?」
鞠莉「イェース!」
曜「あ、あー。やっとわかったよ。ごめんね、私ったら」
鞠莉「わかってもらえた?」
曜「鞠莉さん、が良くなかったんだよね。なら、鞠莉先輩とか、小原理事長とか」
鞠莉「だから、そうじゃなーい!」
曜「ええっ、じゃあ一体何のことなの!?」
鞠莉「もうっ。ファーストコンタクトのとき、私なんて言ったっけ?」
曜「初対面の時?確か…カレー牛丼みたいなもの?」
鞠莉「どうしてそれが出てくるのよっ!」
0006名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 07:59:47.71ID:QChavzjZ
曜「だって、いきなりヘリで登場して、理事長室に連れて行かれたかと思えば、出て来た言葉が――」
鞠莉『生徒兼理事長!カレー牛丼みたいなものね!』
曜「どうしたって印象に残るじゃん。残るよね?」
鞠莉「むうぅ、インパクトの置き所を間違えちゃったかしら…」
曜(…しかも、ハーフの美人さんだしね)ジー
鞠莉「?」
曜「あ、なんでもないよ」
0007名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:01:38.75ID:QChavzjZ
鞠莉「なら、もう一度言い直すわね。気軽にマリーって呼んでほしいの!」
曜「えー」
鞠莉「むっ。なによ、その反応」
曜「マリーだと、なんだか呼び捨てにしてるみたいで」
鞠莉「ニックネームだからノープロブレム!それに私は曜のこと、曜って呼んでるじゃない」
曜「そこはほら、私の方が年下だし。私のことは好きに呼んでもらっていいんだけど、私からっていうのはちょっと」
鞠莉「…そんなに抵抗ある?」
曜「そういうわけじゃないんだけど、んー…」
鞠莉(むぅ…下級生メンバーの中でいちばん社交的だと思ったこの子でもこのリアクション)
鞠莉(この調子だと、他のみんなと打ち解けるのも、すぐにというわけにはいかなそうね)
0008名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:02:36.54ID:QChavzjZ
曜「じゃあさ。鞠莉ちゃん、はどうかな」
鞠莉「鞠莉、ちゃん」
曜「うん!私だけ突然マリーって呼び始めたら、周りもきっとびっくりしちゃうから。特に果南ちゃんとダイヤさんあたりが」
鞠莉「なおさら楽しそうじゃない」
曜「あはは、そういう事言わないの。ね、どう?」
鞠莉「ん…」
鞠莉(鞠莉ちゃん…なんだかくすぐったい響きだけど、悪くない)
鞠莉「そうね。これから仲良くなろうっていうのに、呼び方を無理強いするのはおかしいものね」
曜「じゃあ、決まりだね!」
鞠莉「ええ。改めまして、よろしくね、曜」
曜「こちらこそ、鞠莉ちゃん!」
0009名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:03:16.47ID:QChavzjZ
……………………………………
鞠莉「曜ってさ」
曜「うん」
鞠莉「裁縫だけじゃなく、料理も得意なのね」
曜「得意ってほどでもないよー」
鞠莉「いいえ、あの手際と完成度は大したものよ。マリーの見立てでは、相当の修行を積んでるわね」
曜「あはは、褒めすぎだって。家でお手伝いするくらいだよ」
鞠莉「なら、曜のご両親に感謝ね。あのカレー、とってもデリシャスだったわ」
曜「へへ、そう言ってもらえると嬉しいな!」ニコッ
鞠莉「歌やダンスに水泳、さらには衣装作りや料理までこなすマルチな活躍」
鞠莉「曜ってなんでも出来て、本当に多才よね」
曜「…!」ビク
曜「そ、そうかな。鞠莉ちゃんほどじゃないよ」
鞠莉「いいえ。実際、曜が居なかったら立ち回らなかったわ」
鞠莉「海の家も、私たちAqoursもね」
曜「あはは、そんなことないってば」
鞠莉「複雑に考えないの。色んなことが出来るって、素晴らしいことなんだから。ね?」
曜「…うんっ!ありがとう!」ニコ…
鞠莉「ん」ニコッ
曜(色んなことが出来る、か…)
鞠莉「…?」
0011名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:06:03.33ID:QChavzjZ
……………………………………
某日、びゅうお
曜「私、全然そんなことないんだけど、なんか要領いいって思われてることが多くて…」
曜「だから、そういう子と一緒にって、やりにくいのかなあって…」
鞠莉(…あの表情は、そういう意味だったんだ)
鞠莉(なんでもこなせるポテンシャルの高さが、本人にとっては負い目になってしまう)
鞠莉(人には言えないわね。真っ直ぐすぎる子だから、なおさら)
鞠莉(でも、話してくれた。なら、私も――)スッ
鞠莉「ていっ!」チョップ
曜「いたっ、んっ」ムギュ
鞠莉「なに一人で勝手に決めつけてるんですか?」
鞠莉(私も、私の言葉で――)
0012名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:07:44.57ID:QChavzjZ
……………………………………
鞠莉「曜ってさ」
曜「うん」
鞠莉「一年生チームと仲は良い?」
曜「んー?仲が良いかって言われるとどうかなぁ。そうだといいけど」
鞠莉「すっかり馴染んでると思うわ。部室でも話が弾んでるみたいだし」
曜「まぁね。善子ちゃんとはバス仲間だし、ルビィちゃんとは衣装仲間」
曜「花丸ちゃんとはみかんスイーツ仲間だし、みんな本当に可愛いよね!」
鞠莉「ふむ、なるほどね」
曜「なになに、どしたの?」
0013名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:08:31.06ID:QChavzjZ
鞠莉「実はね、Aqoursを結成して日が経つけど、まだまだ学年の壁が厚いような気がしてて」
曜「あー、わかる」
鞠莉「曜もそう思う?」
曜「学年ごとにまとまりすぎてる感じはしてたよ。良くも悪くもさ」
鞠莉「ふむふむ」
曜「仲が悪いわけじゃないんだけど、お互い気を使っちゃってるっていうか」
曜「なんていうか、勿体無いよね」
鞠莉「我が意を得たり、ね」
曜「わがい?」
鞠莉「同じこと考えてたってこと」
曜「なるほど、我が意か。あはは」
0014名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:09:12.10ID:QChavzjZ
鞠莉「ブレイクスルーが必要だって、わかってはいるんだけどね。んー…」
曜「こんなこと言うのもあれだけどさ。鞠莉ちゃんもオープンなようで、実はちょっと人見知りだよね」
鞠莉「あ、バレた?」
曜「接し方を見てるとね」
鞠莉「むぅ、不覚デース」
曜「あははっ。でも、なんで私にその話を?」
0015名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:10:53.18ID:QChavzjZ
鞠莉「曜が下級生とすっかり打ち解けてるから、っていうのはさっき話したとおりだけど。上級生である私たちとも、距離を作らず付き合ってくれてるから」
鞠莉「私を初めにちゃん付けで呼んで
くれたのも、曜だったし」
曜「そうだったねー」
鞠莉「付け加えるなら、グループ全体のことを見渡して、色々と気を配りながら動いてくれてる」
鞠莉「部活経験者だからかしらね。流石だわ」
曜「えへへ、そうかな?」テレテレ
鞠莉「ね、どうしたら下級生ともっと仲良くなれると思う?」
曜「うーん。もっとありのままで良いと思うよ、私もあんまり意識してないし」
鞠莉「ありのまま。ふぅむ…」
曜「そうそう、鞠莉ちゃんらしくが一番だよ。みんな素直だから、きっと応えてくれるって!」
0016名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:11:43.08ID:QChavzjZ
鞠莉「私らしく、か。いつかとは立場が逆になったわね」
曜「これでも日々成長中であります!」
鞠莉「頼もしいわ。曜に相談してよかった」
曜「お役に立てばなにより、ってね!そういうわけで、鞠莉ちゃんもなるべく自然体でね。私も見守ってるから」
鞠莉「ありがとう、お願いよ?」
曜「任せてよ!じゃあ、また明日ね!」
鞠莉「ええ、またね」
0017名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:12:59.60ID:QChavzjZ
……………………………………
曜(その後、合同での曲作りやライブを通じて、私たちは絆をさらに強くすることができた)
鞠莉「おかげさまで上手く行ったわ。曜のアドバイスどおり「私らしく」を実践できたかどうかは、自信ないけどね?」クスッ
曜(アドバイス、私の…)
鞠莉『そんなの当たり前でしょ!』
鞠莉『学校説明会は、中止になるの…』
鞠莉『千歌っち、ごめんね。てへぺろ』
曜(鞠莉ちゃんらしく、か…)
0018名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:13:49.61ID:QChavzjZ
……………………………………
鞠莉「曜ってさ」
曜「うん」
鞠莉「コーヒーは好き?」
曜「コーヒー?」
鞠莉「そう、コーヒー」
曜「んー、自分じゃ頼まないかな。苦いのはあんまり得意じゃなくって」
鞠莉「匂いは大丈夫?」
曜「うん、匂いは好きだよ」
鞠莉「ん、そっか」
曜「なになに、その反応気になるよ」
0019名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:14:45.79ID:QChavzjZ
鞠莉「別に、大したことじゃないの。ただ…」
曜「ただ?」
鞠莉「ただ、私がコーヒーをよく飲むから。曜にイヤな思いをさせてなかったかなって」
曜「おおっ」
鞠莉「…なによ、その顔」
曜「鞠莉ちゃんも意外と乙女でありますなぁ」ニマニマ
鞠莉「う…って、意外とはなによ、意外とは!」ほっぺむぎゅー
曜「ひょめんひょめん、ひゃわいいってひょろらおー(ごめんごめん、可愛いってことだよー)」むにむに
鞠莉「なら、素直にそう言いなさいっ」パッ
曜「はいはい、鞠莉ちゃんは可愛いよ」ほっぺサスサス
鞠莉「もう…」
曜「あははっ」
0020名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:15:59.34ID:QChavzjZ
……………………………………
鞠莉「曜ってさ」
曜「うん」
鞠莉「いいバイトとか、知ってたりしない?」
曜「バイト?あ、ダイヤさんのこと?」
鞠莉「そうそう。なんだか妙に張り切ってるから、なんだか妙に空回りしちゃって。やれやれだよ、ホント」
曜「でも、そういうところがまた可愛い、でしょ?」
鞠莉「当然デース!」
曜「ふふっ。そうだなー、前にお世話になったバイト先にあたってみるよ」
鞠莉「助かるわ。よろしくね」
0021名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:17:06.66ID:QChavzjZ
曜「逆に聞いちゃうけど、鞠莉ちゃんのホテルとかはどうなの?」
鞠莉「別に構わないんだけど、知っているだけにお互い気を使ってしまうかなって」
曜「なるほどね」
鞠莉「それに、階段をずらーっと滑り降りられたり、客室に閉じこもっちゃっても困るし」クスッ
曜「あはは、なにそれ」
花丸「っくしゅ!」
ルビィ「わ、大丈夫?」
善子「季節の変わり目なんだから、気をつけなさいよ」
花丸「うん、ありがとう…?」
0022名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:19:07.02ID:QChavzjZ
……………………………………
みとシー、バイト終了後
鞠莉「お疲れ様。色々あったけど、大成功だったわね」
曜「マネージャーさんも褒めてくれてたよ、みんなよく頑張ってたって!」
鞠莉「それもこれも、曜が色々と立ち回ってくれたおかげよ。ありがとうね」ナデナデ
曜「えへへっ」
鞠莉「ところでさ。バイト中、気になってたことがあるんだけど」
曜「お、なになに?」
鞠莉「曜が入ってた、うちっちーよ」
曜「うちっちー?」
0023名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:20:54.84ID:QChavzjZ
鞠莉「途中から顔をオープンにしてたでしょ。マスコットキャラ的にあれはオーケーなの?」
曜「ああ、あの場面ではうちっちー本人じゃなく、あくまで『うちっちーの格好をしたスタッフ』って役回りだったから」
鞠莉「つまり、衣装みたいな扱いってこと?」
曜「そうそう。中の人が丸出しじゃ、子どもたちの楽しい気分を壊しちゃうからねー」
鞠莉「夢を守るのも大事な仕事ってわけね」
曜「お客様に楽しんでいただいてこそのテーマパークですから!」
鞠莉「ふふっ、なかなかのプロフェッショナルですこと」
0024名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:22:00.86ID:QChavzjZ
鞠莉「プロといえば、ダイヤも流石だったわ。一瞬であの混乱した状況を収めちゃうなんて」
曜「ダイヤさん、いきいきとしてたね。いや、ダイヤちゃん、かな?」
鞠莉「ん、そうね」ニコ
曜「ね、ね。鞠莉ちゃんはダイヤちゃんって呼んだことあるの?」
鞠莉「そりゃあるわよ。小さい頃はね」
曜「そっかー、だよねぇ」
鞠莉「羨ましい?」
曜「へ?」
0025名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:24:36.86ID:QChavzjZ
鞠莉「なんか、羨ましそうだったから」
曜「そ、そんなことは」
鞠莉「お望みなら、曜のこと、ちゃん付けで呼んであげましょうか?」
曜「えっ」
鞠莉「こほん。曜ちゃん♪」
曜「おお」
鞠莉「ふふ、どう?」
曜「ちょっとムズムズする」
鞠莉「あら、失敗?」
曜「うーん…呼ばれてみると、案外しっくりこなかったっていうか」
鞠莉「実を言うと、私もそう思ってたの」
曜「あ、やっぱり?」
鞠莉「なんだか、ね」
0026名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:25:35.04ID:QChavzjZ
曜「ならさ。この際だから、もう一つ、試してみようか」
鞠莉「そうね、お願い」
曜「いくよ。あ、でも緊張するな…お疲れ様、マリー♪」
鞠莉「おお」
曜「どうだった?」
鞠莉「悪くないけど…違うわね」
曜「だよねぇ」
鞠莉「きっと、お互い今の呼び方が気に入ってるのね」
曜「そうそう。私たちらしい呼び方ってことだよね!」
鞠莉「そうね、曜」
曜「うん、鞠莉ちゃん!」
鞠莉「ふふっ♪」
曜「あははっ♪」
0027名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:27:05.46ID:QChavzjZ
……………………………………
旧浦の星女学院高校、体育館
鞠莉「曜ってさ」
曜「うん」
鞠莉「スクールアイドル、楽しかった?」
曜「ええっ、今になってそれ聞く?」
鞠莉「確認よ、確認」
曜「しなくたってわかるでしょ。楽しくなきゃ、こんな風に集まったりしないって」
曜「浦の星の制服を着て、学校の体育館に、なんてね。鞠莉ちゃんもそうでしょ?」
鞠莉「そうだけどさ。曜の顔を見たら、言葉で聞きたくなっちゃったの」
曜「あらら。意外と乙女でいらっしゃって」ニシシ
鞠莉「だから、『意外と』は余計デース」ペシッ
曜「あたっ」
0028名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:28:45.76ID:QChavzjZ
鞠莉「それで、どうなの?」
曜「それはもちろん、最高に楽しかったよ!」ニコッ
鞠莉「ふふっ、シャイニー笑顔ね。はるばる帰ってきた甲斐があったわ」
曜「…イタリア、遠いよね」
鞠莉「寂しくなったら連絡して。世界中のどこからだって駆け付けるわ」
曜「本当に?」
鞠莉「イェス!電話一本で海の彼方から貴方の元へ!どう、良い話でしょ?」
曜「んー…でも遠慮しとくよ。飛行機代とか移動時間が凄いことになっちゃいそうだから」
鞠莉「ふーん?」ニマニマ
曜「な、なに?」
鞠莉「今の発言。本当はたくさん帰って来てほしいって気持ちの裏返し?」
曜「…千歌ちゃん、そろそろかなー」
鞠莉「相変わらず嘘が下手ね、この正直者。うりうり」むにむに
曜「んむぅ」むぎゅむぎゅ
0029名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:34:35.54ID:QChavzjZ
鞠莉「ふふ。この柔らかさとも、しばらくお別れかな」
曜「うん…」
鞠莉「…ならさ。曜のほっぺたの感触を確かめたくなったら、帰って来ることにする」
曜「!」
鞠莉「だから、他の人には触らせちゃだめよ?曜のここは――」スッ
鞠莉「私の特権なんだから」
曜「あ…」ドキッ
鞠莉「ね?」
曜「…しょうがないなぁ。大事にキープしておくよ。気まぐれさんがいつ帰って来てもいいように、ね」ギュ
鞠莉「ふふっ♪」
曜「えへへっ♪」
0030名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:35:12.31ID:QChavzjZ
ダイヤ「お二人とも。千歌さんが来たみたいですわ」
果南「役者は揃ったってね。最後の大仕掛け、始めるよ」
曜「いよいよだね」
鞠莉「ええ。さあ、全速前進でシャイニーしましょう!」
曜「うんっ!」
終わり
0031名無しで叶える物語(らっかせい)2018/06/30(土) 08:35:59.03ID:QChavzjZ
0032名無しで叶える物語(やわらか銀行)2018/06/30(土) 08:42:32.60ID:9Y3aYrfi
最高です
ありがとうごじいました。
0034名無しで叶える物語(もんじゃ)2018/06/30(土) 09:21:35.19ID:5LBO+bih
よかった