0001名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/05(月) 01:22:20.93ID:NJxxVbF2
真姫「人間には元々五感、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が備わっているわ」
真姫「これは古来から人や動物が外界を感知する為に備わっている感覚よ」
真姫「...けどね、私にはそれ以外にもう一つ、シックスセンスがあるの、ようは幽霊が見えたりする霊感が備わっているのよ」
真姫「他には直感が鋭かったりするわ...え?これじゃ6個以上あるんじゃないかって?....細かいことは別にいいじゃない!」
0330名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/29(木) 23:22:27.73ID:/y2WUtGi
真姫「........」
希「本体ってどういうこと?真姫ちゃん?」
真姫「この壁...さっき、花陽がこの壁紙だけ色が違うって言ってたわよね」
希「うん、たしかに違う色をしてるけど...それがどうしたの?」
真姫「おそらくこの騒動の原因はこの壁にあるわ」
希「え!?この壁に!?」
真姫「まぁ、剥がせばわかるわ、剥がせば」
希「剥がす?でも...うち、壁紙の剥がし方とかわからないけど...」
真姫「大丈夫よ、私に任せて」
真姫「たしか....カッターは持っていたはず....」ゴソゴソ
希「え?切っちゃうの?」
真姫「そうしなければ、剥がせないわ...あった...」
希「でも、そんなことをしたら管理会社に....」
真姫「命には代えられないわ!それに私が払うからいいわよ!!」
希「う、うちも出すよ!!だってうちのせいで....」
真姫「その話は後で!!今はこの状況を切り抜けるのが先よ!」
希「う、うん!!わかった...」
真姫「そうだ...水を汲んできてくれる希」
希「お水?...OK!!わかった!!」
>>331訂正
真姫「そうだ...水を汲んできてくれる希」×
真姫「そうだ...水を汲んできてくれる?希」 〇 真姫「さて、この壁にはコンセントがないから...適当な場所で切れ目を入れて軽く壁に水を塗り込んで.....」
真姫「剥がす」ぺリペリ
希「おぉ!剝がれてく...真姫ちゃんすごい!!」
真姫「壁紙のノリが水性だったみたいね....剥がしやすくて助かったわ」
真姫「.........!!」ぺリペリ
希「え、これって.....」
真姫「お札ね...なんでこんな端っこに貼ってあるのかしら.....」ぺリペリ
希「え、待って....まだ出てくるよ....」
真姫「え...なによこれ....」ぺリペリ
パラッ
真姫「........!!」
希「ひぃ!!!なんなんこれ!?」
真姫「壁一面がお札ばっかり......」
希「それになんなんその扉は!!なんで壁の中に部屋があるん!?」
真姫「これは一体......」
希「っ.....真姫ちゃん、うちもこれはちょっと怖いかなって...」プルプル
真姫「絶対に...その扉を開けちゃだめよ」
希「あ、開ける訳ないやん!!そんな怖い扉!!」
真姫「でも、物理的にもおかしいわね、これじゃあ向こうの部屋の作りがおかしくなるはず....」
希「な、なんということでしょう、真姫ちゃんの手によって、普通の面白みのない壁がお札が一面に貼られているスリリングな、か、壁に」プルプル
希「扉をつけることで、隣の部屋の人とも交流ができて、楽しい生活できる部屋に...た、匠の遊び心が....」プルプル
真姫「もうそれはいいっての!!」
希「だって怖いんやもん!」
真姫「はぁ....なんで皆怖くなると匠ごっこをするのよ....」
真姫(というか、私だって怖いわよ!でも、私までひるんでたら皆が不安がるから我慢をしてるっていうのに!!)
真姫「...成程...」
希「真姫ちゃん、何かわかったの?」
真姫「お札を見て」
希「お札?」
真姫「全部ではないけど、破けたり文字が消えたりしてるわ」
希「もしかして、それが原因ってこと?」
真姫「おそらくはね....結果、封印なのかはわからないけど、効果が薄れてあの霊が出てきてしまった」
希「じゃあ、お札を新しくすれば!!」
真姫「そうね、でもそれは無理ね」
希「なんで!...あ、そっか....」
真姫「私達はお札なんて持ってないし、書けもしないわ」
希「そんな...どうしたら....」
真姫「戦うしかないわ」
希「え?」
真姫「大丈夫よ、皆はこの身に変えても守ってみせるから....なんてね?」
希「真姫ちゃん.....」
真姫(さて....そうは言ったもののどうしようかしら....)
凛「真姫ちゃーん!!ちょっと戻ってきて!!」
真姫「凛!?どうしたの?」ダッ
希「あ、待ってよ!!真姫ちゃん、一人にしないで!」
真姫「どうしたの!?」
凛「ちょっとまずいかもしれない....」
真姫「え?」
花陽「どんどん扉を叩く力が.....」
ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!!!
花陽「ひぃ!!」
凛「このままじゃ、やぶられるのも時間の問題にゃ!!」
真姫「っ....なんで」
凛「外が暗くなったから?」
真姫「かもしれないわね....」
ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!!!ドン!!!!!
真姫「っ〜!!ドンドンうっさいわよ!!近所迷惑でしょうが!!!」
真姫「もう腹をくくるしかないわ!!凛!!」
凛「にゃ?」
真姫「この中で1番身体能力の高い貴方にお願いがあるの!」
凛「お願い?」
真姫「私があいつに隙を作るわ、その隙にあの破魔矢を投げるなり刺すなりして頂戴!」
凛「え、凛が!?」
真姫「お願い!!凛、」
凛「...うん、わかったにゃ!」
真姫「ありがとう、凛」
凛「それで凛はどうすればいいの?」
真姫「それはこれから説明するわ」
花陽「真姫ちゃん!!私はどうすれば....」
真姫「そうね、花陽は希とこの部屋にある武器になりそうな物を探してきて、万が一の時の為に」
花陽「わかったよ!!」
希「了解!!」
真姫「さて....反撃開始といこうじゃない....」
真姫「いい?凛?私が合図したら目をつぶって、その後に全力でそれをあいつにかましてやって!」
凛「わかったにゃ!」
花陽「色々集めてきたよー!!」
真姫「ありがとう」
ドンドン!!!ドンドンドン!!!
希「もう!!うっさい幽霊やね!」
真姫「さっきまで震えてたのに随分と元気になってきたわね」
希「なんか恐怖を越えて怒りになってきた、うちがあんたになにしたっていうん!!」
希「絶対に除霊したるわ!!」
真姫「いい意気込みね、さて...いくわよ!!」
真姫「開けるわよ!!」ガチャ
希「さっきからうるさいんよ!!この馬鹿!!」ジャブ!
「..............」ポタポタ
希「あー....お酒はやっぱりダメみたいやね....」
「ああああああああああああ!!!!」
希「ひぃ!!」
真姫「希!!下がって!!凛、行くわよ!!!」
凛「あ、うん!!」
真姫「皆、目をつぶって!!!!」パシャッ
花陽「っ!!眩しっ!!!」
「ぎゃああああああ!!!!!!!」
真姫「よし、カメラのフラッシュ効果はあるようね!!!凛!!!」
凛「くらえーーーーーー!!!!!」シュン!!!
「............!!」スッ
真姫「よ、よけた!?」
0340名無しで叶える物語(庭)@無断転載は禁止2017/06/30(金) 00:53:40.12ID:/OeivM5U
解除
「.............」フラフラ
真姫「ふらついてるのに、よけるなんて.....破魔矢の気を感じて避けたっていうの?」
凛「どうしよう真姫ちゃん!!」
真姫「っく、破魔矢は廊下に....皆、一旦部屋を出て9階に戻るわよ、こいつがひるんでる隙に体制を立て直しましょう!!」
花陽「う、うん!!」
「あぁぁあぁ.........」フラフラバタン!
真姫「凛は破魔矢を回収して!」
凛「わかったにゃ!」
希「真姫ちゃんも早く!!こっちに!!!」
真姫「えぇ!!」ダッ
「...........!!」ガシッ
真姫「っ!?」
希「真姫ちゃん!?」
「..............」
真姫「っち、皆は先にエレベーターに!!」
凛「でも!!」
真姫「いいから!!合図をしたらまた皆!目をつぶって!!」
「ああああああああああああ」
真姫「冷たい!....この....なに触ってんのよ!!」
「あああああああああああ!!!」
真姫「馬鹿の一つ覚えみたいに...そんな声しか出せないの?」スッ
真姫「ねぇ、ストロボって知ってる?」カチッ
真姫「皆、目をつぶって!!!!」
パシャ
「あああぁあぁああぁああ!!!!!!」ジタバタ
真姫「ざまぁみなさい」
0347名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/30(金) 18:15:10.21ID:WcPcrg3j
凛「真姫ちゃん!こっち!!早く!!」
真姫「今、行くわ!」ダッ
花陽「何をしたの?真姫ちゃん?」
真姫「霊は強い光を嫌う性質があるって言われているの、だからフラッシュをおみまいしたやったのよ」
希「やるやん、真姫ちゃん」
真姫「しかもストロボっていうのは普通のカメラより強力な光を出せるの」
凛「さすが真姫ちゃん、効果抜群だったね!」
真姫「えぇ、やってやったわ」ドヤッ
花陽「!!真姫ちゃん.....」
真姫「どうしたの、花陽?」
花陽「エレベーターが動かなくなってる....」
真姫「え!?」
0349名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/30(金) 18:26:47.81ID:WcPcrg3j
真姫「嘘でしょ....」ポチポチ
凛「そんな...戻れないってこと?」
花陽「どうしよう...」
希「皆!こっち!!」ガチャン
真姫「希!そっか...非常階段ね!」
希「これで下に.....えぇーー!?」
真姫「!?どうしたのよ!希」
希「下が.....」
花陽「なにこれ.....」
凛「下への階段がないにゃ!?」
真姫「簡単には逃がさないってことね....」
「あ”あぁあァアあァ!!!」
花陽「!?」ビクッ
真姫「仕方ない!!屋上に逃げるわよ!!!」
真姫「よし、鍵は開いてるみたいね」ガチャ
希「不用心やなぁ...鍵がかかってないなんて」
真姫「かかってたら面倒な事になってんだからいいじゃない」
花陽「もしかして、ここに誘い込まれてるってことはないよね?」
真姫「.....まさか、そんなことは...鍵はかけときましょう」ガチャ
凛「でも、逃げ場はこれ以上ないし、どうしよう....」
真姫「花陽、さっきの部屋に何があった?」
花陽「えっと....」ゴソゴソ
花陽「これくらいかな?」
真姫「ビニールテープ....これはチャッカマン?それと...これは小さい工具箱?」
凛「なんでそんなものを集めたの?武器になるの?」
希「いやいや、これがあればなんでも作れるよ、それに武器にもなる、映画によくあるパターンや」
花陽「希先輩がそういうから...でもこれ以外はなにもなかったよ?」
真姫「チャッカマンがどう武器になるのよ」
希「いや、スプレーと合体させて....」
真姫「いや、それは危ないから!!」
希「えー、でも強力だと思うんだけなぁ....」
凛「ねぇねぇ、これとかは武器にならないかな?」カランッ
花陽「鉄パイプって....幽霊に物理的な攻撃が効くの?」
凛「わかんないにゃ、でもなんか手にしっくりくるにゃ」
真姫「成程、ここに改修工事とかで使っていた部材が置かれているのね」
希「このパイプは鉄じゃないから弱そうやね、軽いし」
真姫「それは塩化ビニールのね、多分....」
ドン!!ドン!!ドン!!!!!
花陽「き、来た!!」
希「どうするの?真姫ちゃん?」
真姫「現状、あいつに効くのはこの破魔矢なんだけど....」
凛「けど?」
真姫「さっき避けれたことを考えると投げるより早く不意をついて当てないと多分当たらないわ」
花陽「投げるより早く当てるって無理なんじゃ....」
真姫「.........そうだ!!」
希「なんかひらめいたの?真姫ちゃん?」
真姫「銃を作るわよ」
凛「銃?」
真姫「今から私が言うのものを準備して皆」
希「う、うん?けど銃って....真姫ちゃんってそんなものを作れるの?」
真姫「まぁ、おもちゃみたいなものだけど、うまくいけば作れるわ」
真姫「凛、花陽、今日はなんかヘアースプレーとかなんか持ってる?」
凛「あ、うん!持ってるよ!!」
真姫「よし、花陽、さっきの軽いパイプとチャカマンとビニールテープを頂戴」
花陽「う、うん!!」
真姫「工具箱には....よしトンカチとドライバーがあるわね!」
希「なにを作るの?真姫ちゃん?」
真姫「とある映画でも化け物を倒したことがある秘密兵器よ」
真姫「よし...底蓋がついてるタイプがあったわ....まずは適当なところにチャッカマンの先が入る穴をあけて....」カンカン
凛「凛達は真姫ちゃんが秘密兵器を作ってる間に時間を稼ぐにゃ」
花陽「うん!!バリケードを張ろう!!」
真姫「開いた穴にチャッカマンの先を入れてビニールテープでふさいで固定をして.....」
希「.....手馴れてる....」
真姫「ヘアースプレーを開いてる先端の方から入れて破魔矢をセットする....スプレー2缶使えば充分よね?」
真姫「なるべく空気が入らないように破魔矢にハンカチを巻いてなるべく密閉させる形にして......」
真姫「できたわ!!即席銃の完成よ」
希「チャッカマンがトリガーみたいになってる」
真姫「まぁ、これが着火装置だし、間違ってないわ」
「あああああああああああ!!!」バキン!!
凛「にゃあ!扉をぶちやぶって入ってきたにゃ!!」
花陽「真姫ちゃん!?準備は終わった!?もう時間は稼げなそうだよ」
真姫「えぇ、完了したわ」スッ
凛「おぉ!なんかかっこいいやつが出てきたにゃ」
希「さぁ、真姫ちゃんかましてやって!!」
真姫「もちろんよ....いくわよ」
「!?」
真姫「くらいなさい!!」カチッ
花陽「...........」
凛「...........」
希「.............」
真姫「あれ?」
真姫「なんで出ないのよ!!」カチッ
「あああああああああ!!!!」
凛「にゃあ!!」
花陽「ひぃ!!」
希「皆一旦散って!!」
真姫「.......ってなんで私だけを追いけてくるのよ!!」
「ああああああああああ」
真姫「.....きゃあ!!」ズルッ
希「真姫ちゃん!!」
真姫「痛たた.....」
「................」
真姫「!?」
「ああああああああああああ!!!!」
真姫「...!?....なんてね?」カチッ
「!?」
ボォン!!!!!!
花陽「ぴぃあ!?」ビクッ
凛「にゃあ!?」
希「っ!!すっごい音!」
「あ”あ”ああああ”あああああ!!!!!!!」
真姫「やったわ!!」
「あ”あああああああああ!!」ジタバタ
真姫「...........」
「...ぁ...ァ.....」
「............」スンッ
凛「や、やったの?」
希「凛ちゃん、それはフラグだから言ったらあかんよ」
花陽「あ、見て!!」
「..............」スッー
凛「消えていくにゃ....」
花陽「ってことは....」
希「うちらの勝ちやーー!!」
真姫「っ.....」ガクッ
希「真姫ちゃん!?」ダッ
希「大丈夫!?真姫ちゃん怪我とかしてない?」
真姫「緊張が解けただけよ....」
凛「もう!!びっくりしたにゃ、真姫ちゃんがやられちゃうかかと思っちゃったよ」
真姫「敵と騙すのにはまずは味方からってってね」
花陽「あんまり心配させないでよぉ.....」
真姫「ごめんなさい、でもやったわ」
真姫(本当はテンパっててチャッカマンの安全ボタンを解除し忘れてたのは黙ってていいわよね?)
「う、うーん......」
真姫「!?」
凛「人?誰?」
「あれ?ここは?なんで屋上にいるの?私」
真姫「どうやら行方不明だった人が憑りつかれていたみたいね」
花陽「じゃあ、これで行方不明事件も解決だね!」
真姫「そうね.....とりあえず、1件落着かしら」
数日後
凛「おはよー真姫ちゃん」
真姫「おはよう」
花陽「聞いた真姫ちゃん?」
凛「希先輩、引っ越しするんだって」
真姫「え!?」
花陽「あれ?聞いてなかったの?」
真姫「初耳なんだけど」
凛「ほら、れいの事件でそのニュースをたまたま先輩の両親が見たらしくて」
花陽「危ないから違うとこに引っ越しするんだって」
真姫「まぁ、当然の判断ね....」
凛「あと、先輩に聞いたんだけど、1306号室の人も引っ越しするって」
真姫「まぁ、あの後にあの人に説明して部屋をお祓いをしてもらったとはいえ、あんな場所、私だって住みたくないわよ」
凛「そうだよねー」
真姫「............」
希「お、真姫ちゃん」
真姫「希、引っ越すって本当?」
希「あぁ...そうだよ?言ってなかったっけ?」
真姫「聞いてないわよ」
希「そっかそっか、ごめんごめん、明日引っ越しするんよ」
真姫「あ、明日?」
希「うん、じゃあ、今日は引っ越しの準備があるから、部活はなしね」
真姫「え、ちょ....」
希「また明日ねー」
真姫「.............」
真姫「....ばか......」
0361名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/30(金) 20:04:52.77ID:WcPcrg3j
花陽「真姫ちゃん来ないね....」
凛「時間は一応、伝えたはずなんだけど....」
希「真姫ちゃんも忙しいんよ、きっと」
花陽「うーん.....」
希「二人共手伝ってくれてありがとね」
花陽「いえいえ」
凛「今度ラーメン奢ってください!!」
希「ええよー」
凛「それにしても1206号室の人、助かってよかったよね」
希「うん、奇跡的に後遺症もなしでしばらくしたら退院できそうだって」
花陽「よかった....噂では亡くなってるかんじになってたもんね」
希「じゃあ、そろそろ時間やね、うちは向こうの家に行くね」
凛「はい」
希「じゃあ、またねーー!!運転手さん、車お願いします」
花陽「はい、また」
凛「バイバイにゃーー」
希「バイバイー」
真姫「待って!!!」
希「真姫ちゃん?」
真姫「はぁ....はぁ......」
希「どうしたん?そんな慌てて....」
真姫「これ」スッ
希「うん?」
真姫「いいから!!受け取りなさい!!」
希「う、うん.....」
0363名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/30(金) 20:19:03.45ID:WcPcrg3j
真姫「それは今、開けちゃだめだからね!後で読んで!」
希「わ、わかったよ...」
真姫「............」
希「じゃあ、行くね」
真姫「楽しかったわ、貴方との部活」
希「う、うん?うちも楽しかったよ」
プップーー
希「おぉ!!じゃあ、車待たせてるから行くね?」
真姫「うん.....」
希「じゃあ、またねーー」
真姫「..........」
真姫「...........」
凛「行っちゃったね」
花陽「帰ろっか?」
凛「うん、真姫ちゃん帰ろう?」
真姫「っ..........」
花陽「真姫ちゃん?」
凛「それにしても引っ越しっていっても、隣町に引っ越しだから引っ越しってかんじしないよね?」
花陽「そうだね、でも学校とかあるし、先輩は一応受験生だからこれからの転校も大変だからね」
真姫「え?」
真姫「えぇーーーーー!!!!!!」
希「ふふふ」にやにや
真姫「.........」ムスッ
花陽「どうしたの真姫ちゃん?」
凛「先輩と正反対の顔をしてるにゃ」
真姫「...なんで教えてくれなかったのよ」
凛「え?」
真姫「わかってたら、あんなもの書かなかったのに...」
花陽「あんなもの?」
希「こらこら!そんなこと言ったらあかんよ?」
凛「何を書いたの?真姫ちゃん?」
希「実はなー真姫ちゃんがうちにねー」
真姫「あああああああ!!!!やめなさい!希!!!」
希「痛い.....」ヒリヒリ
真姫「もう!!」
花陽「あはは.....」
凛「まぁ、でも、いつも通りってかんじかな?」
希「さて、今日はどんなオカルトをテーマに語ろうか?」
真姫「あんな目に遭ったのに、懲りないのね」
希「むしろそのせいやね」
真姫「え?」
希「だって......」
希(真姫ちゃんに守られっぱなしなんて、カッコ悪いし...それに)
真姫「希?」
希「なんでもない!それと映画はもちろん....」
真姫「映画?」
希「ハッピーエンドやね」
0367名無しで叶える物語(笑)@無断転載は禁止2017/06/30(金) 20:39:38.05ID:WcPcrg3j
これでおしまいです
長々とお付き合いありがとうございました
楽しかったよ こーゆうの良いなぁ
しかし扉の中が気になるから 開けてほしかったな
乙でした
もしかしてハッピーメーカーシリーズの人?
乙
面白かったわ
真姫ちゃんがどんな手紙を書いたのか気になるな