中国の産業政策で懸念されるのは、特定分野を国家戦略として定めると、国内企業が一斉に参入して過剰生産状態に陥るまで拡大すること。
その結果、余剰生産分を世界市場にダンピング輸出し、各国の同業他社が深刻な影響を受けるという構造的問題がある。
これは鉄鋼、太陽光パネル、BEVで既に発生しており、次はPHEVで同様の事態が起きる可能性がある。

自国の生産調整失敗を世界中に転嫁する行為に対して、各国がブロック経済化で対抗せざるを得ない状況。