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電子制御の一体化が容易

自動運転はセンサー群(カメラ、レーダー、LiDAR)、高性能計算(SoC/AIアクセラレータ)、アクチュエータ制御(加減速・操舵)をミリ秒単位で統合制御します。EVは駆動系がフル電子制御(インバータ+モーター)で、スロットル応答や回生制動をソフトで精密に制御でき、制御ループ設計が内燃機関(ICE)より単純かつ再現性が高い。

トルク応答と回生制動

モーターはゼロ回転から正確なトルク制御が可能で、低速域の微速・停止保持・スムーズな合流などを安定実行。回生制動により減速度を滑らかに制御しつつエネルギー回収でき、アルゴリズム設計の自由度が高い。

電力供給の容易さ

自動運転は常時数百W~数kW級の電力(演算、センサー、冷却)を要します。大容量高電圧バッテリーを標準搭載するEVなら、電源設計が自然にフィットし、アイドリング問題もない(ICEだと発電のためにエンジン稼働が必要でNVHや効率の課題が出やすい

応答遅れの少ない車両ダイナミクス

EVは駆動応答が速く、制御系のモデル化が容易。緊急回避・低μ路面でのトルクベクタリングや細かな制動制御が実装しやすい。

冗長化と線形性

ブレーキ/ステア/駆動のバイワイヤ化が進めやすく、冗長系設計(デュアルインバータ、独立モーター等)の自由度が高い。線形性の高い応答は予測制御(MPC等)の精度向上にも寄与。