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脱炭素運動を楽しめるのは金持ちだけ?ドイツの再エネ転換がなかなか進まない当然の理由
2024年12月13日

ドイツのエネルギー革命はかけ声だけ

ドイツはまもなく、電気の半分を再生可能エネルギーから生み出すようになるものの、20年間の「エナギーヴェンデ」(編集部注/原子力と化石燃料からの脱却を図る、ドイツにおけるエネルギー革命)で、同国の1次エネルギー供給に占める化石燃料の割合は、約84%から78%に下がったにすぎない。
この国が過去20年間と同じ割合で進むと、2040年の化石燃料への依存率は依然として70%近い数字のままだろう。