理亞「というわけでしっかり見ててね、姉様!」
聖良「いいでしょう……ただし、私の採点はかなり厳しいですよ、理亞」キリッ
理亞「もちろん! どんな言葉でも受け止める覚悟はあるから!」
聖良<鉄壁ですよ!
ん>果南
聖良<三日三晩の拷問に耐え抜いた肉のカーテンかの如く!
んん>果南
聖良<鉄壁なんです!
へえ〜……わかんないけど>果南
聖良<しかし!
お?>果南
聖良<私はブロッコリーのカーテンの弱点を見つけました!
おお〜>果南
聖良<ドアノブがブロッコリーなら……
なら?>果南
聖良<ブロッコリーをひからびさせればいいんです!
んん〜〜〜…………………>果南
0087名無しで叶える物語(庭)2019/03/05(火) 07:16:07.50ID:rHebqhdZ
それでも1番ちゃんと姉様の相手をしてあげてるのが果南ちゃんだという事実
全く興味ない話でも果南は断らないだろうし
そうなるとこんな反応しそうである
0092名無しで叶える物語(茸)2019/03/05(火) 10:28:35.73ID:UQszY9tI
淡島原人、かんがえてます
聖良<なのでいま、うちわを使ってブロッコリーに風を送っています
なるほどねぇ〜>果南
聖良<あのブロッコリーもすぐにひからびて落ちることになるでしょう
んむ〜>果南
それさ……>果南
聖良<なんでしょう?
向こうが水をあげてたらどうなるの?>果南
聖良<!?
聖良<ありえますね
本気にしちゃったよ>果南
聖良<あっち側の鍵穴から水を送り込めばブロッコリーに無限に水が補給できる
そうかな?>果南
聖良<とするとうちわだけでは足りませんね
聖良<さっそく武器を追加してきます!
〜〜〜
聖良<果南さん……
ん?>果南
聖良<母に怒られてしまいました
あぁ〜>果南
聖良<ブロッコリーを設置したのは理亞なのに、それも私のやったことになり
聖良<いま罰として正座させられています
あらら>果南
聖良<しかし母にブロッコリーを回収してもらうことに成功しました!
ふむふむ>果南
聖良<この罰が解かれたらさっそく理亞の部屋へ突入します!
んむ、がんばりたまえ>果南
〜〜〜
聖良<果南さん
んぁ?>果南
聖良<つい先程理亞の部屋に入ろうとしたのですが
聖良<部屋のライトにブロッコリーが吊るされていたんです!
ん〜?>果南
聖良<つまりあの部屋を包むのはブロッコリーの波動を受けた光です!
聖良<あんな危険な光、浴びることはできません!
そうなんだ?>果南
聖良<あの部屋は完全にブロ射能汚染されていますよ!
ブロ射能>果南
聖良<あれはもはや部屋ではなく死刑執行のための部屋
聖良<そう、断頭台……
聖良<地獄の断頭台です!
やばいね〜…わかんないけど>果南
聖良<さすがにブロ射能には太刀打ちできません
聖良<扉を開けるだけであの光が
ねえ>果南
聖良<どうしました?
寝る>果南
聖良<え?
聖良<果南さん?
聖良<話はここからなんですが?
聖良<果南さん?
聖良<本当に寝たんですか?
聖良<果南さーん!
聖良<かなぁ〜ん
聖良<果南さーーーーーーーーーーん
〜〜〜
聖良<ルビィさん、実は妹のことで相談があるのですが……
理亞ちゃんのことで?>ルビィ
聖良<はい、実はですね……
聖良<かくかく……
聖良<しかじか……
聖良<というわけで……
聖良<理亞に完全に近づけなくなってしまいまして……
う、うーん……?>ルビィ
聖良<私には理亞がなぜあんなに怒るのかわからなくて……
聖良<ルビィさんであれば何かわかるのではないかと……
うーん……>ルビィ
聖良<かくかく……
聖良<しかじか……
聖良<それからどんどこしょ……
聖良<というわけで……
聖良<あれやこれや……
聖良<それやこれや……
聖良<なんやかんや……
聖良<ということなんです……
うーーーん>ルビィ
聖良<なんでもいいんですが、なにかあれば……
聖良さん、少しよろしいでしょうか?>ルビィ
聖良<あれ?
聖良<ダイヤさん?
よいですか聖良さん>ルビィ
妹とは常に姉を手本として成長していくもの>ルビィ
わたくしも道を違えたことはありましたが>ルビィ
それさえもまた手本となっているのでしょう>ルビィ
いわば姉は妹にとっての鏡なのです>ルビィ
聖良<鏡
そう考えれば何をすればいいか、自ずから見えてくるはず>ルビィ
それをよく考えてくださいませ>ルビィ
聖良<自ずと見える……
〜〜〜
理亞のスマホ[ピコーン]
理亞(姉様からだ)
理亞(あそこの児童公園に呼び出し?)
理亞(ゆっぴとあっちゃんも連れて?)
理亞(来てくれたらもう何も言わないって……本当かなぁ……)
理亞「はぁ〜」
理亞(いちおう行くかぁ……)
〜〜〜
聖良「待っていましたよ、理亞」
理亞「姉様、こんなところで何の用ですか?」
yuppi「理亞ちゃんめっちゃトゲトゲしい」ヒソヒソ
あっちゃん「…………」コクリ
聖良「……見てもらえばわかると思います」スタスタ
理亞「……?」
yuppi「出ていっちゃった……?」
あっちゃん「…………」
yuppi「あ、戻ってきた」
あっちゃん「…………」
シーーーーン
聖良「しっかりと見ていてくださいね」
サァーーーーッ
理亞「…………………………!」
yuppi「なんか空気が……?」
あっちゃん「…………」ゾワッ
〜〜〜
理亞「……」
理亞(すごい……)
理亞(私のダンスを完璧に……ううん……)
理亞(『私がやりたかったダンス』を完璧に踊ってる……)
理亞(一度見ただけなのに……)
理亞(曲だって一度聴いただけ……)
理亞(なのに姉様を見ていると流れてないはずの曲が聴こえてくる……)
理亞(ステージが見える……)
聖良「……と、いう感じでしょうか」
聖良「次にいきます」
yuppi「次?」
あっちゃん「…………」ゾワゾワ
理亞(……………………)
〜〜〜
yuppi「これ、私の振りだ……」
あっちゃん「…………」
理亞(さっきは完全に私だったのに、今は完全にゆっぴだ)
理亞(動きの癖までゆっぴだ)
理亞(それでいて完璧に理想通りのダンス……)
聖良「二つ目、終わりです」
聖良「次です」
〜〜〜
yuppi「あっちゃんの振りも完璧……」
あっちゃん「……」コクリ
理亞「これが……」
yuppi「え?」
あっちゃん「……?」
理亞(これが姉様の本気……!)
理亞(私と踊っているときも決して手は抜いてない)
理亞(でもどこか『相手に合わせている』感じがした)
理亞(いわば全力で会わせていたダンス)
理亞(そしていまその『合わせる相手』がいなくなった)
理亞(これがパートナーに合わせず踊る本気の……)
理亞(本気の鹿角聖良…………)
〜〜〜
聖良「以上です」
聖良「さすがに3回続けて踊ると少し息があがりますね」フゥ
理亞「…………」
yuppi「とかいって深呼吸一回しただけって」ヒソヒソ
あっちゃん「……」ゴクリ
聖良「理亞」
理亞「はい」
聖良「覚えましたね?」
理亞「はい!」
聖良「聞きたいことはありますか?」
理亞「いいえ!」
聖良「来ることができますか、『この場所』まで?」
理亞「行きます!」
理亞「必ず!!」
聖良「それから……」
理亞「はい!」
聖良「胸の成長には規則正しい生活と健康的な食事が必要だそうです」
理亞「はい!…っ……はあああああああ!?」
聖良「これから夜更かしはやめましょうね」
理亞「う、う、うるさあああああああああい!!」
理亞「姉様のばかああああああああああああああ!!!!」
yuppi「あ、り、りあちゃん待ってーーーー!」
あっちゃん「…………」お水ゴクゴク
〜〜〜
マリー、果南、ダイヤとの会話画面
聖良<というわけで
聖良<家に帰ったら玄関の両脇にブロッコリーが盛ってありまして
聖良<まさか伝説にある禁断の術、盛りブロをこの目で見ることになるとは
聖良<いまハセストに避難しているのですが
聖良<いったいどうしたらよいでしょうか?
さぁ〜>果南
知りませんわ>ダイヤ
アイドンノーデース>マリー
聖良<ですよねー
0126名無しで叶える物語(茸)2019/03/06(水) 05:11:03.31ID:fHiq4/ha
スクールアイドル性能にステータス全振りしすぎやろ…
0128名無しで叶える物語(庭)2019/03/06(水) 06:00:51.68ID:vWeCRlIo
>>125
乙
いつのまにかドポンコツ性能が付与された姉様可愛い 転校させてAqoursにとかトンデモ解決策言い出した影響が…
おつおつ
ブロッコリーが対聖良さん特効武器になってんのホント笑うわ
それこそ千歌ちゃんに相談すれば全部解決しそうなのにその発想の出てこない姉様マジ姉様
おつ
プラス方向のステは頭おかしいくらいに高性能なのにそれ以外が頭おかしいせいで…