《マジック・クロニクル/Spell Chronicle》
永続魔法
(1):手札を全て墓地へ送ってこのカードを発動できる。
デッキから魔法・罠カード5枚を除外する。
(2):相手が魔法カードを発動する度に、
このカードにクロニクルカウンターを1つ置く。
(3):このカードのクロニクルカウンターを2つ取り除いて発動できる。
相手はこのカードの効果で除外したカードの中から1枚を選ぶ。
自分は相手が選んだカードを手札に加える。
(4):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードがフィールドから離れた時、
自分はこのカードの効果で除外されているカードの数×500ダメージを受ける。

言わずと知れた「これからの未来を示す書物」である。
「デッキからカード5枚を選んで除外する」という他に例を見ない効果を持ってはいるが、
生まれた時代に恵まれず、過去に4回も評価される不遇な扱いを受けている。

しかしそれ故に評価の幅は広く、除外を介した魔法サーチとしての【魔導】への投入に始まり、
除外枚数と手札コストに着目したデッキ圧縮としての役割、
自傷ダメージと《原初の種》を用いた【マジック・クロニクル入り大逆転クイズ】、
果ては除外した「伝説の竜」魔法を墓地に戻して大量展開につなげる【伝説の希死 ティエマイオス】
など、様々な角度から環境に合わせた利用法が見出されている。

2020年1月発売のETERNITY CODEに収録された《ウィッチクラフト・パトローナス》とのコンボにより
実質的に「ウィッチクラフト」魔法カード5枚をサーチできるカードとなったため、
晴れて表向きにもクズカードを脱することができたと言えよう。