●ホットヨガ

ホットヨガとは、室温35〜39度前後、湿度60%前後に保たれた室内でアーサナを中心としたエクササイズを行うヨガである。
実施する室内環境は、ヨーガ発祥の地インドの気候を模したとも言われる。
様々な利点が主張されているが、エクササイズやダイエットの効果は通常のヨーガと変わらないと指摘されており、高温多湿の環境で行うことが肉体に悪い影響を及ぼすこともある。

ホットヨガと一般に普及している常温で行うヨガとの相違点は、行われる空間の温度と湿度である。
しばしば発汗によって「毒素を排出する」「デトックスできる」と主張されるが、人間の身体には元来不要なものを排出する内臓のシステムがあり(発汗はこのシステムに含まれない)、汗をかくことの目的は身体の冷却であるため、この毒素神話は否定されている。
http://yoga.about.co...f/sweatouttoxins.htm

美容やダイエットを目的に行う人が多い。
ヨガよりホットヨガのほうが汗をかきやすく、発汗量が多いほどトレーニングの質が良い、カロリー消費量が多いと考える人も多いが、
実際はそうとも言えず、ホットヨガが普通の環境で行うヨーガに比べて特に優れたエクササイズであるという証拠はなく、通常のヨガと比べてカロリー消費量が多いわけではない。

ヨガとホットヨガのトレーニング効果に基本的な差はなく、むしろ高温多湿の環境が体に悪い影響を及ぼすこともある。
ホットヨガをより良く感じるのは、柔軟性を感じるという心理効果ではないかと指摘されており、科学的に紐解くと、持久力、柔軟性、バランス力などを比較しても大きな違いはない。
普通のヨガと同程度のトレーニング効果である。
http://news.livedoor...icle/detail/7942936/

肉体的に大きな負荷がかかることがあるため、行う際には安全策を取る必要がある。
適切な服装をし、十分な水分補給を行うことが必要であるが、ホットヨガは発汗率が低いため、水分補給をしすぎると低ナトリウム血症になる危険が大きく、水分補給が多すぎても少なすぎても問題である。
心臓疾患や肺疾患など、高温の環境で悪影響を受ける可能性のある人や、熱中症になったことがある人は避けるべきとされており、妊娠中の女性は始める前に医療機関に相談する必要がある。
また、レッスン後に汗をかいたままにすると、皮膚に雑菌が繁殖しやすいため、ニキビができやすくなる人もいる。
http://diamond.jp/articles/-/75546
http://www.ejim.ncgg...overseas/c02/13.html
http://woman.infosee...care/biranger_192350