>>12
日本には元々、「寄席」「演芸場」という、他国にはない特殊な小劇場の伝統がある。
それにプラスして、
「歌声喫茶のイベントステージを発祥として」
→ ジャズ喫茶(クレージーキャッツが出演していた新宿アシベのような)
→ バー+ステージという形態の旧型ライブハウス(本牧ゴールデンカップのような)
→ 本来の意味でのライブハウス(新宿ツバキハウスのような)
→ 現在のクラブ
という流れがあり、
それと並行して、
「ステージが最初から設営されている大型キャバレー」
も存在して、現在のメイド喫茶のステージにはその伝統が継承されている。
また、
「小劇団が運営する演劇用小劇場(天井桟敷館やオンシアター自由劇場のような)」
「大衆演劇用の小劇場(横浜三吉演芸場のような)」
も存在した。
日本ほど様々なタイプの劇場が存在する国は他にない。
ストリップも、アメリカのそれのような、ただ裸を見せる為のモノではなく、きちんとショー化されていて、
その意味では昔のキャバレーでのショーの延長線上にあると言える。
AKB劇場というのは、そういった日本的伝統の‘いいとこ取り’をしたモノだろう。