過激な菜食主義者ら逮捕=「肉」売る店次々襲う−仏

【リール(仏)AFP時事】フランスでここ数カ月、「肉」を売る店が次々襲われる事件が続き、過激な菜食主義者6人が逮捕された。
ファストフード店のマクドナルドや、チーズ専門店、鮮魚店も狙われ、窓が割られ、人間以外への差別「種差別」に反対する文言が壁に書き殴られていた。

仏警察の12日の発表では、北部リール一帯だけで6人は5〜8月、9カ所を襲っていた。
残されたDNAや通話記録から警察が家宅捜索を行った。6人は「黙秘している」(警察)という。
食肉店などの業界団体はこれに先立ち、血に似せた赤い液体を店などにまかれる被害が全国で続出中と警備強化を内務省に訴えていた。
最近も、仏北部カレーで菜食主義者が計画していた集まりの横で、不満を募らせる酪農家や店主らの団体がバーベキュー・パーティーを企画。一触即発の事態になった。(2018/09/15-18:24)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018091500457

人間以外への差別「種差別」に反対する旗を掲げるフランスの活動家たち=8日、パリ(EPA時事)
https://www.jiji.com/news/kiji_photos/0180915at81_p.jpg