はっきりいって、ヴィーガンを実践するとほぼ例外なく栄養失調になり、その結果、老化が早まります。
まず筋肉が減るので、体重を支える力が弱くなります。そうすると、当然『腰が痛い』『膝が痛い』『首が痛い』といった整形外科系の体のトラブルが頻繁に起きます。
また、筋肉が減れば体温も低くなり、体の水分が減ってしわが増え、見た目も老化してしまいます。
つまり、ヴィーガンを実践していいことはひとつもないのです。
屋久島に移住して無農薬野菜農園をつくってマクロビオティック業界で有名だった助産師さんのもとを訪ねたことがあります。
しかし、行ってみると、その方はまだ60代後半だったにもかかわらず、寝たきりになっていました。
また、自然農法のメッカといわれる千葉県の三芳村(現・南房総市)に移り住んで厳格な菜食主義生活を送っていたご夫婦は、2人とも50代の若さでがんによって亡くなりました。
さらに、私の患者さんにお姉さんがマクロビオティックの講師をしていた方がいるのですが、やはり、そのお姉さんも50代半ばに肝臓がんで亡くなられたそうです。
また、20代前半からヴィーガン生活を9年間送り、マクロビオティックの専門店を開業したこともある人気ブロガーの男性は、ヴィーガン生活5年目から大量の発汗や発疹が頻繁に起こるようになりました。
虫歯にもなりやすくなったほか、風邪の治りまで遅くなったことで、結局ヴィーガンをやめたといいます。