1・まず埴原二重構造モデルは既にミトコンドリアDNA調査によるハプログループの理論で否定されてる
北方系の新モンゴロイドが日本列島に移入したのは縄文草創期だ
新モンゴロイドとの混血を日本人の祖先とするなら明らかにその食生活は狩猟採集社会の肉を含む雑食だ

2・稲作は縄文早期には渡来して狩猟採集社会の網羅的な食糧獲得の一つとして利用されているので
稲作の開始を日本の元々とするなら日本人の元々の食生活は狩猟採集社会の肉を含む雑食だ

3・水稲稲作については縄文後期から晩期には到来しており、これが江南から直接伝播したか朝鮮半島南部経由で伝播したかについては稲の遺伝子からは前者が強く支持されているが、
いずれであっても弥生時代の渡来集団移入以前に日本に伝播している
ということは、伝播をもたらしたのが誰であれ水稲稲作の開始を日本の元々と規定するなら、日本人の元々の食生活は狩猟採集社会の肉を含む雑食だ

4・朝鮮半島との交流は縄文期に黒曜石の移動や道具の形式から明らかで、支石墓や人骨などから人的交差や文化的な混合があったことが分かっており縄文時代から民族的な合流すなわち混血があったとされている
つまり在来系縄文人と大陸系渡来人の混血を日本の元々とするなら日本人の元々の食生活は狩猟採集社会の肉を含む雑食だ

5・弥生時代の半島人の大量渡来に関しては現在の研究成果はそもそも大量渡来があったということに懐疑的だから
弥生時代の半島人の大量渡来との混血を日本人の元々と規定することに無理がある