あの鳴き声と瞳は、きっと一生忘れられないと思います。
そのあとの解体の流れは牛さん羊さんと同じ感じでしたが、なんだか頭数も多く、見学する距離がすごく近くて、
ぶら下がった豚さんの死体とぶつかりそうになったり...かなり強烈でした。
そして何よりも...豚さんのぶら下がっている死体は、わたしには人間の死体にしか見えませんでした。
大きさとか質感とか、そっくりですよ。
色んな理由で豚は人間にとても近い動物だと言いますが、本当だと思いました。
まるでバラバラ殺人の事件現場にいるようで、残酷すぎて、もう現実とは思えませんでした。
最後にトドメを刺された感じでした。

クタクタになって全部の見学が終了。
午前中の三時間でしたが、すごく長く感じました。
とても辛いものでしたが、全部きちんと見ておいて、本当に良かったと思います。

動物を食べる必要ないってことを、改めて確信しました。
飢餓ならまだしも、こんなに食料が溢れていて、たくさん選択肢がある時代です。
わざわざあんな風に動物を大量に育てて殺して、食べなくてもいいんじゃないかな...。
殺人となんら変わりないことが毎日平然と行われていること。
それも一般の人は何も知らずに、知ろうともせずに、食べ続けていること。
肉食が無くならない限り、人間にとっても平和なんて程遠いと思います。
大量殺戮です。まるで一方的な戦争のようです。
こんなこと続けてたら、命の大切さなんて分からなくなるし、感性も鈍ると思います。
とにかく、肉を食べる人は全員、一度でいいので、食肉処理を全部見るべきだと思います。
せめて動画だけでも、最初から最後まで全部。
目をそらしてても、食べてるわけですから。
目をそらしたいような物を食べてるんですよ。
人に殺してもらって、自分は何も感じることなく。
綺麗にパックされたり料理されている死体を。
栄養とか感謝とか植物も同じだとか、聞き飽きた言い訳はいいので、見て欲しいです。
それから本気で自分で考えてみて欲しいです。
食べるなとは言いませんから。どうか見てください。

他にも今日感じたことは、とてつもなく無駄が多いことです。
動物を大きく育てるための大量の飼料、コスト、手間、大量の水の消費、廃棄物の多さ、環境汚染。
そして、動物を解体する作業は、とても危険な重労働だと思いました。
本当に大変な仕事だと思います。
需要があるから、あんな仕事しなくてはいけないんですよね。
屠殺している方々を批判したいわけではないです。
それに加えて、今は飼料や育て方によるストレスで、食肉自体の安全性も怪しい時代ですよね。
何か...ここまで大変なことをして、肉を食べる必要って本当にあるのかな?って思います。
野菜やお米を大切に育てて、それを頂くだけじゃダメなんでしょうか...。
もうなんか、わけのわからない世の中です。

長くなってしまいましたが、忘れないうちに感想を書きました。
まとまりのない文章ですが、長々と読んでくれた方がいたら、ありがとうございます。
ぜひ、しょうがないと途中でやめないで、もっと深くまで考えて欲しいです。
毎日毎日たくさん殺されている動物たちのこと。