鹿や鴨など野生鳥獣の肉・ジビエ。イタリアンやフレンチ、日本の郷土料理として振る舞われるほか、近年では専門店もあるほどの人気食だが、
健康を害する恐ろしい一面も。フードプロデューサーの南清貴氏は、こう警鐘を鳴らす。

「ジビエは本来食用として育てられたものではないので、牛や豚、鶏など普通の食用肉に比べ、解体時に菌類が付着する可能性が高い。
その菌が体内に入れば食中毒を起こす危険性も高まります」

 刺し身はもちろん、中がレア状態の「生食」は絶対にNG。国立感染症研究所によれば、ジビエを摂取して発症したE型肝炎患者が過去最多を記録したという。

「しっかり加熱すれば菌は死滅しますが、鴨のローストやステーキを提供する店は多くありますし、E型肝炎は時に重篤な急性肝疾患に進展し、
致命的となるケースもあるので絶対にやめてください」

<食べたら危ない!はやりもの食品ランキング>

1位 「生が通」だと思いがちなレアハンバーグ

2位 熟成中に菌も!繁殖されている熟成肉

3位 豚骨よりヘルシーに見えるが…つけ麺、特に魚粉系

4位 休憩に一杯が手の震え、動悸の原因になるコーヒー

5位 菌だらけの野生動物の肉ジビエ