老ける原因も多様だがAGEつまり終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)について考えるなら以下のようにいえる

AGEは糖とタンパク質が一緒に加熱されて生まれるものだが、AGEは二通りのルートで体内に蓄積される
一つはAGEを直接食べ物から摂取するルート
例えば糖を含むタレとタンパク質を含むアサリを煮詰めたアサリの佃煮、炭水化物を含む衣で揚げた豚カツや魚介の天ぷら、甘い味噌を乗せて焼いた豆腐や生麩の田楽
二つ目は摂取した糖質と人体のタンパク質から体内でAGEが合成されるルート
人体組織は細胞から成っている以上、人体は必ずタンパク質を持っていて、これが食品から摂取した糖質と結び付き体温で熱せられてAGEを生成する
ということは、AGEを直接摂取しなくても糖質を摂取することでAGEは蓄積されていくということだ
これを踏まえると、AGEの蓄積を抑えるにはAGEを生成するような調理法を避けるだけでなく、食事の糖質がより少ない方がいいということになる
人間の体の維持や成長にはタンパク質とエネルギーは欠かせないが、エネルギー源としては油脂と糖質(炭水化物)が主となるのだから、
必要なエネルギーをできるだけ炭水化物でなく油脂から摂取することが望ましいということになり、また必要なタンパク質量に対して炭水化物の摂取量が低い方が望ましいということになる
そして一般に食材としては動物性に比べ植物性の物の方が炭水化物の割合が高いのだから、調理法に気を付けた上で動物性の食材を有効活用することが望ましいということになる

結論としては、調理法に注意しないのであればいずれにしても老けるとして、調理法に注意することを前提すれば雑食に比べ菜食は老けやすいということになる