>>105
> 「根拠の中に詐欺的手法による欺瞞をしばしば提示するベジタリアンの主張がある」
> しばしばが抜けていました。

そういう問題ではなく、元の文は「欺瞞が、ベジタリアンの主張の根拠として、しばしば提示される」であり、「根拠の中に、ベジタリアンの主張がある」ではなく「ベジタリアンの主張の根拠として」です。

> 「根拠の中には詐欺的なものがある」といいましたよね?
> 「欺瞞=根拠」だと。

そうです。「として」という語で置き換えられている主語の言い換えという意味でね。

> 「しばしば」はあまり重要ではないですよね?
> 「しばしば」が「の中に」ですので
>「根拠の中に」でいいと思います。

「しばしば」は発生の頻度を表す語で、文は「発生がある(存在する)場合がある」という存在命題のかたちになりますが、これは「必ず発生する」という普遍命題とはなりません。
なぜなら、「しばしば」という語は発生の頻度を表現する語であり、発生の有無を規定する語ではないからです。

>実際これでは「誰の主張が詐欺的なのか?」が理解できない。
上記のように存在命題の文ですから元の文は「ベジタリアンという枠組みに入る全ての人の全ての主張を総計した枠の中には、根拠として欺瞞が提示される場合が存在する」の意味であり、
集合としては{[集合:ベジタリアン全体、の中の「集合:主張全体、の中の『集合:根拠、の中には』」]、欺瞞が提示される場合がある}です。

従って、「誰の根拠として、欺瞞が提示されるのか」に対する回答は集合を逆算し、
{『少なくとも根拠の一部』として、欺瞞が提示される}
→何の根拠か:{「少なくとも主張の一部の『少なくとも根拠の一部』」として、欺瞞が提示される}
→誰の主張か:{[少なくともベジタリアンの一部の「少なくとも主張の一部の『少なくとも根拠の一部』」]として、欺瞞が提示される}
となるので、「少なくともベジタリアンの一部」と論理的に導出できますね^^

> 「誰」とは「ベジタリアン」。

普遍命題ではないので、「全てのベジタリアン」と読むことは出来ませんね。論理的には「少なくとも一部のベジタリアン」としか読むことは出来ません。