よく果糖がブドウ糖の10倍AGEを生産する!と恐怖
を煽る誇大広告を目にするが、古代エジプトから食されている
蜂蜜の約半分は果糖、メープルシロップにも果糖、黒砂糖の半分
も果糖で出来ているのでフルーツを食べなくても「砂糖(ショ糖)」
を食べるだけで自動的に果糖を毎日摂取している。
しかしそれが原因で健康を害した人はほとんど居ない。

我々人間とDNAが99%一致していて腸内の構造がまったく同じ
チンパンジーも1日に3kg以上のフルーツを食べるけど腸内は
ピンク色で瑞々しく柔らかくて人間よりも綺麗だと腸内博士の
新谷医師は言う。

またアフリカに棲む霊長類のボノボという大型の猿はチンパンジー
よりもさらに人間に近くDNAが私達と100%一致してるそうだ。
そのボノボの主食はサトウキビを1日中齧っていて、あとは木に
なった実やフルーツやバナナを大量に食べている。

私達の祖先であるチンパンジーやボノボや猿がこれだけ大量に果糖を
摂取していて、もし本当に果糖がAGEを大量に生産して害を及ぼす
なら医療のない森に棲む猿やボノボはとっくに体内AGEだらけで
血管ボロボロに詰まって脳管破裂して死んで絶滅しているはずだけど?
しかし彼らは健康に活き活き暮らしている。

実際は腸内は驚くほど柔らかく瑞々しく人間より発がん率が少ない。

本当に果糖が有害なのか?本当にAGEは有害なのか?
自然界で植物から得られる糖質には果糖が沢山含まれているのは
「生物が生きていく上で必要だから」ではないのか?

古代ネアンデルタール人もクロマニヨン人も北京原人もみんな木に
成っているフルーツをもぎ取って食べていた。あの頃は穀物栽培
なんてなかったから主な糖質はフルーツだった。つまり果糖だった。

果糖がAGEを作る!という早とちりも、よくよく解明すれば必ず
その裏があるんじゃないかという気がしてならない。
だからといって1日中フルーツだけ食べろとは言わないが。