長くなりますので、興味のある方だけお読み下さい。
少なくとも前の2回は、決して人の道に外れたことではない。

1回目の尾崎さんの時は、当時の資料(月刊カドカワ)などを細かく調べて読んでほしい。
尾崎さんの求めに応じて見城徹さんが由貴さんに会わせた。
尾崎さんは当時、アスカさんや清原さん以上に徹底的に叩かれた覚醒剤の前科者。
「普通の愛」の小説でも解るように家庭も崩壊し、自暴自棄になっていた。
尾崎さんと話して、由貴さんは尾崎さんの中に自分と同じ、集団にとけこめない孤独、
形式的な社交辞令ができず、人と上手な人間関係がつくれないことなどの共通点に共感し
強い友人関係になったと信じた。(尾崎さんは下心があったかもしれないが)
北海道の目撃談がかたられるが、ちょうど北海道開拓のドラマが撮影されていた時期。
思い立つとどこでも、真夜中でも相手に遠慮無く押し掛けるといわれる尾崎さんが行動した。
由貴さんはモルモン教があるからこそ尾崎さんを受け入れた。
(初期の段階から尾崎さんをストリートチルドレンより可哀想と書いている)
周囲とケンカし、酒・煙草(もしかしてクスリも)におぼれていた尾崎さんを救うには
酒も煙草も禁止されているモルモン教の力を借りたいと思ったのではないか。
過度のアルコール依存状態たった尾崎さんを救うため、モルモン教の教会につれていった。
尾崎さんが倒れていた時に初めに現場に行った元マネージャー(大楽さんと言う方だったと思うが)は連絡先を調べるため
尾崎さんの手帳を見たが、モルモン教の教義がびっしり書かれていたという。
(嘘だと思うならこの元マネージャーに聞いてみてもらうと良い。)
新マネージャーの本では献身的に尽くす姿が書かれ、見城さんなど当時、尾崎さんの周りにいた人で由貴さんを悪く言う人はいない。
結果的に尾崎さんは禁酒できず由貴さんとの連絡をたったが、できる限りの事をしたのは周囲の人は知っている。
奥さんも息子さんもいるので、当時のことを言うことはないだろうが、こういう状況だった。
これが人の道にはずれたことか。破滅しかかっている友人を放っておくのが人の道か。