上から続きます。(最後)
彼女の周囲の沢山の協力者たちが、倒れかけて破滅しかかっていた彼女を支えてくれた。
彼女が残ったのはこの人たちのおかげではありますが、それは言い替えれば、彼女にそれだけのやさしさや誠実さなどの強い魅力があったからだとも思えます。
あの特異な宗教と、人とは違う考え方の、いじめられっ子の少女は社会に出て、ひょんななことから自分を表現する職業に就き、
そしてこんなにたくさんの人に認められ愛された。
先日の事件の時、マスコミから酷く叩かれ続けた彼女に、日本中でこんな不幸な人はいない、自殺してしまうんじゃないかと言う人もいましたが、そうではない。
驚くほど多くの人に助けられる彼女は、だれよりも幸せ者のように思えるのです。

人と違った人は、この世の中でとても生きにくい。
人とかかわりなく底辺で生きる人ばかりでなく、ある人は破滅させられ、ある人は自ら命を絶つ人もいる。
でも何で人と違ってはいけないんだ、人と違うことは個性、遺伝子は変化するからこそ重要。
環境がどんなに変わっても、その変化で順応していける。
彼女のことを、「腐女子」と呼ぶ人がおり、自分自身も上で「腐女子」と書きましたが、「腐女子」で結構。
「腐女子」もひとりの人間で、懸命に生きている、見下すような言い方をしてはいけない。
アニメや漫画に逃避した心の傷ついた少女が、いくつもの偶然で異世界に入り、その中で懸命に頑張った。
発達違いで毒舌でガンガンいうときは言いますが、その中に嘘はない、その本当さを見抜いてくれる人達がいる。
物を作るクリエイターと呼ばれる人たちに認められ、愛された彼女の人生がどうなるのか、自分はそれを見続けます。